2012 Fiscal Year Research-status Report
イギリスの学外試験委員制度に関する歴史的研究―高等教育の質保証に着目して―
Project/Area Number |
23531009
|
Research Institution | The Open University of Japan |
Principal Investigator |
安原 義仁 放送大学, 広島学習センター, 特任教授 (00093823)
|
Keywords | イギリス / 高等教育 / 質保証 / 学外試験委員制度 / 大学史 |
Research Abstract |
前年度に引き続き、収集した資史料のうち、基本的なもの、主要なものである下記の文献等について分析をすすめ、研究の枠組みの構築と課題の焦点化をはかった。 ・H.Silver, 'External Examiner in Higher Education: A Secret History' in Aldrich, R.(ed.), In History and in Education: Essays presented to Peter Gordon, London, 1996. ・Rothblatt, S., 'Historical and Comparative Remarks on the "Federal Principle" in Higher Education', Rothblatt, S., The Modern University and its Discontents: The Fate of Newman's legacies in Britain and America, Cambridge, 1997. また、本歴史研究を現代における高等教育の質保証という枠組みに位置づけるため、現代イギリスと日本における高等教育改革について、とくに質と水準の保証という観点から考察し、その成果の一端を中国四国教育学会第64回大会(2012年11月、於 山口大学)で口頭発表するとともに、『日英教育研究フォーラム』16号(2012年12月)に発表した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
海外出張による文献資料の調査・収集ならびにこのテーマに関するイギリス人研究者との情報・知見の交流がスムースに進行しているため。
|
Strategy for Future Research Activity |
これまでの研究の延長線上に、さらに文献・資料の分析にあたるとともに、国内外の研究者との研究交流をはかる。そうして得た知見を基に構築した研究の枠組みに沿って研究を推進し、明らかになった成果について学会等で発表するとともに、報告書にまとめる。
|
Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
本年7月にイギリス訪問調査を予定しており、そのための旅費を計上する。また、研究成果を最終報告書にまとめて印刷・公刊する予定であり、そのための費用を計上する。
|
Research Products
(2 results)