2012 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
23531024
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Research Institution | J. F. Oberlin University |
Principal Investigator |
木村 充子 桜美林大学, 芸術・文化学系, 講師 (60550879)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今川 恭子 聖心女子大学, 文学部, 准教授 (80389882)
国府 華子 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (70282811)
古山 典子 就実大学, 教育学部, 准教授 (10454852)
石川 眞佐江 静岡大学, 教育学部, 講師 (80436691)
斉木 美紀子 田園調布学園大学, 子ども未来学部, 講師 (40586418)
山原 麻紀子 東京家政学院大学, 現代生活学部, 講師 (10529952)
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Keywords | 音楽教育 |
Research Abstract |
乳幼児、児童、保育者・教員養成課程の学生の音・音楽を介した表現を観察すること(フィールドワーク)を通して、創造性について問い直すことから始め、「創造性を育む音楽づくりの教育プログラムを開発すること」が本研究の目的である。 まず、本年度のフィールドワークの主な研究実績は以下の通りであり、これらのフィールドワークの成果をいくつかの学会および論文にて発表した。 ・東京都のいくつかのこども園、幼稚園ではワークショップを継続的に行っており、子どもの音楽的な表現を創造的な営みとして検討している。この一連のワークショップは「音のおみせやさん」というコンセプトによるもので、「糸」「声」「聴く」「息」「長唄との出会い」などの様々な教材や環境を用意する中で、子どもがどのように音と出会い、どのように音とかかわり、その中でどのように音楽的な表現へと向かっていくのかを、創造性の視点から質的に分析・解釈を行っているものである。 ・保育者・教員養成課程の授業実践研究は「創造性と制約」という視点から、授業における様々な制約が創造的な活動にどのように影響するかを質的に検討しているものである。 また、本年度は昨年度実施した質問紙調査(音楽づくりにおける創造性についての教育現場での意識調査)の結果の分析・解釈を深め、学会および論文にて発表を行うなど、研究代表者、研究分担者が各々の視点から創造性研究を進め、研究成果の発表を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究代表者、研究分担者が各々の担当フィールドでのフィールドワークを進めながら、各々の視点によるキーワードを設定し、論文および学会発表などによる成果を出している。
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Strategy for Future Research Activity |
平成25年度は、3年計画の本研究の最終年度となる。 したがって、これまでの2年間の研究成果を踏まえ、これらをまとめ、関連する保育・教育機関、および研究機関に対して、「創造的な音楽づくりの教育プログラム」として提示する予定である。 具体的には、アンケート、フィールドワークにて得た成果をもとに、研究代表者および研究分担者が各々の視点(キーワード)による執筆を行い、教材および論文として発表することを目指している。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
・研究代表者および研究分担者(研究協力者も含む)の打ち合わせ、研究会および学会等発表のための交通費・宿泊費 ・文献等購入費 ・アンケート回答など個人情報処理のためのシュレッダー購入費 ・研究成果発表のための出版にかかる費用 など
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Research Products
(13 results)