2011 Fiscal Year Research-status Report
日本の子どもの発達資産に関する研究-国際比較調査を踏まえて
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23531077
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Research Institution | Yamaguchi Prefectural University |
Principal Investigator |
WILSON・AMY Dey 山口県立大学, 国際文化学部, 教授 (20264971)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩野 雅子 山口県立大学, 国際文化学部, 教授 (70264968)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | 発達資産 / Developmental Assets / 子どもの支援 / 家庭教育 |
Research Abstract |
10月~11月 山口県内4つの中学校(防府市立華西中学校、萩市立大井中学校、山口市立鴻南中学校、下関市立川中中学校)のおいて、子ども・保護者・教育者・市町村職員を対象とするワークショップ「子どもの本音を聞こう」を実施し、「発達資産調査」に基づいた内容を取り上げながら、日本の発達資産に関するインタービューを行い、質的データを収集した。12月~3月 研究補助を依頼し、データ分析、ワークショップのテープおこし、研究に関する翻訳を行った。2月~ アメリカにある研究機関への調査訪問内容、交渉内容について、24年度夏の訪問に向けて話し合いを進めた。2月上旬 山口県家庭教育学会において、昨年秋のワークショップ報告後、新たな中学生4名を研究大会に招き、60名以上の参加者とともに、子どもに必要な支援について話し合った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初予定していた23年度秋の米国調査訪問が延期になったが、先方との交渉が進み、24年度夏に訪問して詳細をつめ、24年度冬に「A&B調査」実施を行うよう、現在準備が進めている。<達成度>・「A&B調査」、「発達資産」の考え方の参考となる「Hardwired to Connect」の翻訳作業をほぼ終えた。・発達資産に関するDAP調査(日本における調査分)の量的だーた分析の参考とするため、中学生約20名、大人約40名を対象としたワークショップを行い、参加者の声を質的データとして収集し、トランスクリプションを作成し、分析作業としつつある。・ホームページの枠組みをデザインし、業者との交渉を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
米国研究機関(サーチ・インスティチュート)との交渉を24年度夏に予定している。平成24年度冬からは「A&B調査」の翻訳を完了させ、県内数カ所でフォーカスグループインタービューの実施を行うことで調整している。フォーカスグループインタービューは平成24年度にワークショップを行った中学校を中心に依頼し、記入者との座談会を持ち、調査の信頼性と妥当性を確認し、より本格的な調査実施ができる準備を行う。研究の途中経過については、ホームページで公開するとともに、「発達資産」に関する英語の出版物の翻訳を進めることとしている。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
24年度春 米国研究機関(サーチ・インスティチュート)訪問に向けた翻訳作業補助継続、 ホーム・ページ作成、業者との契約、アップロード作業 夏 米国訪問:A&B調査票翻訳の交渉、分析に関する課題の話し合い、翻訳補助の依頼、 発達資産に関する研修会への参加費用 秋:翻訳した「A&B調査」の県内数カ所での試験的実施、フォーカスグループインタービューによる記入者との話し合いを通して内容の妥当性を確認 冬:報告書作成、平成25年度の本格的な調査実施に向けた準備
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Research Products
(1 results)