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2013 Fiscal Year Annual Research Report

学士課程教育の質保証に関する日米比較-教養教育の位置づけの視点から-

Research Project

Project/Area Number 23531107
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

前田 早苗  千葉大学, 普遍教育センター, 教授 (40360739)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 早田 幸政  大阪大学, 評価・情報分析室, 教授 (30360738)
工藤 潤  公益財団法人大学基準協会(大学評価・研究部), その他部局等, 大学評価・研究部部長 (70360740)
堀井 祐介  金沢大学, 大学教育開発・支援センター, 教授 (30304041)
Keywords高等教育 / 教養教育 / 大学評価 / 質保証
Research Abstract

25年度は、国内調査では前年度までとは異なる特色をもった2大学への訪問を行い、アメリカ調査では、昨年度までに訪問調査した大学および評価機関の情報収集を当該機関のウェブページで補完的に行った。
3年間の調査を通じて、①認証評価機関は、大学を総合的に評価する中で、教養教育に対する評価の視点を確実に持っているものの、教養の定義の難しさ、大学による教養教育の提供体制の多様性などを考慮して、柔軟な評価を行っている。今後は、内部質保証を重視し、大学自身による教養教育の体制、教育内容、そしてとりわけ成果のについての十分な証明能力を問う方向へと移行することを目指す評価機関もあった。
国内の大学については、特色ある教養教育を提供している大学および教養教育の提供体制の改革をおこなった大学のいずれにおいても、教養教育と専門教育の有機的な連携についての困難性が指摘された。その中にあって、改革の中心的教員のリーダーシップが組織改革につながっている事例、大学として要請すべき全学共通の人材像を設定し、これを共有することで、カリキュラムにおける明確な連携を求めない事例など、他大学の参考となる事例があった。期待される成果の測定方法については、まだ確立した大学はなかった。
アメリカ調査については、学修成果の測定に関し、一斉テスト、学生調査を積極的に推進している大学はなく、ルーブリックを用いている大学は比較的多かった。しかし、学修成果の評価には、複数の指導教員による採点等のきめ細やかな対応が最も着実であること、しかるべき教員のリーダーシップが不可欠であることなど、現地調査ならではの収穫が多かった。日本で学修成果評価を普及させるための方途など、アメリカに学ぶべき点が多いことも明らかとなった。研究成果については、報告書として刊行した。

  • Research Products

    (1 results)

All 2013

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 自律的質保証システムのあり方を考える-評価実践の経験から-2013

    • Author(s)
      前田 早苗
    • Journal Title

      日本教師教育学会年報

      Volume: 第22号 Pages: 16, 23

URL: 

Published: 2015-05-28  

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