2011 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
23531155
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
野崎 英明 茨城大学, 教育学部, 教授 (60208337)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安田 健一 茨城大学, 教育学部, 教授 (50361283)
竹野 英敏 広島工業大学, 情報学部, 教授 (80344828)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | 教育学 / 科学教育 / 技術教育 |
Research Abstract |
本年度は,我が国における小学生のものづくりに対する経験調査と意識調査の質問内容について検討した。1.調査項目の検討:質問紙の作成は,日本産業技術教育学会が2005年に国立の教員養成大学・学部学生を対象に行った「技術的素養に関する調査」の項目,ものづくりに対する児童の器用・不器用意識調査等を下敷きにして質問紙を作成した。2.調査依頼・実施:I県内の小学校のうち,調査協力者として同意を得られた小学4,5,6年生とした。3.暫定結果の概略:(1)小学生5年生で器用意識が低下し,ものづくり嫌いも急激に増加する傾向が見られた。(2)技術的素養の質問においては,製品をいろいろな観点から評価する力や製品をつくり,使い,捨てることに対する考え方は,将来役に立たないとする傾向が見られた。(3)ものづくりの内容に関しては,ダムや電車・飛行機のしくみを知ることや,それらの知識を活用することに将来役立つと考えない傾向が見られた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度の予定は,質問紙の作成を行い,予備調査を実施することにあった。研究計画通りのスケジュールで進んでいるため。
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Strategy for Future Research Activity |
平成24年度は,平成23年度の予備調査を踏まえ,本調査を実施する。本調査では,面接や自由記述の質的調査及び4件法による量的調査とし,それらのデータを分析することにより,我が国のプロジェクト的な活動を中心とした設計・製作(ものづくり)学習のあり方を明らかにする。また,結果を基に学習内容,指導方法,教材を開発するとともに,その有効性をI大学附属小学校等で検証する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
教材開発のための3次元加工機(250千円),教材開発用材料(250千円),調査データ読み込みのためのドキュメントスキャナ(50千円),スキャナ用パソコン(90千円),スキャナ用ソフトウェア(200千円),各種資料印刷用のカラープリンタトナー(60千円)を購入する。 また,全国の小学校の状況把握のための調査旅費として280千円,分担研究者同士の打合せのための旅費として100千円を使用する。
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