2012 Fiscal Year Research-status Report
イギリス諸島における社会系教科教育課程の多様性にみられる普遍性と固有性
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23531173
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Research Institution | Joetsu University of Education |
Principal Investigator |
志村 喬 上越教育大学, 学校教育研究科(研究院), 教授 (70345544)
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Keywords | 国際情報交換 / 北アイルランド / イギリス / ヨーロッパ / 社会科教育 / 地理教育 / カリキュラム |
Research Abstract |
研究第2年次である平成24年度は,次のような研究と成果発表を行った。 ①前年度までの研究成果を,日本地理教育学会・日本社会科教育学会における一般発表,並びに人文地理学会における特別研究発表(招待発表)にて報告し,学会活動へ還元した。 ②日本地理学会web査読学会誌「E-jpurnalGEO」の地理教育特別号編集委員長として,前年度までの成果ををふまえて編集を指揮し巻頭言を記した。 ③日本社会科教育学会刊行の『新編 社会科教育学事典』を,研究成果をふまえて分担執筆し公刊した。 ④国際地理学連合(地理教育専門委員会)大会・EuroGEO(ヨーロッパ地理教育研究者協会)大会(8月:ドイツケルン)に参加し,イギリスを含めた地理教育研修者と交流しするとともに,日本へ来日したロンドン大学地理教育学教室主任教授Dr.D.Lambertと東京で交流し,本研究課題に関する情報収集・研究討議を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画に沿い,別記のような研究及びその成果発表を行ったため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究方策は,次の二つに大別される。 第一は,①これまでのアイルランド地域の社会系教育に関する研究成果をふまえたブリテン島地域の調査,②最終年度として,上記調査結果をふまえた本研究課題(イギリス諸島における社会系教科のカリキュラムの多様性・固有性・普遍性解明)のとりまとめ,である。 第二は,24年度の調査・成果発表で得られた新知見(イギリス諸島の社会系教科カリキュラムが欧州・USAを中心とした世界的動向に置かれている位置と特色の予察的知識)を,動態的に解明する方策の策定である。これは,本課題研究成果を,グローバルに発展させる企図を有している。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
今年度は,次のような研究計画に基づく使用となる予定である。 ①ブリテン島地域における現地調査。 ②研究成果の,国内学会・国際学会での発表ととりまとめ。 ③補足関連資料の収集・国際的情報交換の実施と研究成果の発展方策の策定。
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Research Products
(5 results)