2012 Fiscal Year Research-status Report
国際理解教育・国際教育協力のためのデジタル紙芝居教材の構築法に関する研究
Project/Area Number |
23531239
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Research Institution | Miyagi University of Education |
Principal Investigator |
村松 隆 宮城教育大学, 大学院教育学研究科高度教職実践専攻, 教授 (10134074)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 真久 東京都市大学, 環境情報学部, 准教授 (00360800)
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Keywords | 国際理解 / 国際教育 / 国際協力 |
Research Abstract |
本研究は、文字解説を含まず絵や写真等を中心とした紙芝居の教育技法を活かして、国際教育協力と国際理解教育に活用できるデジタル形式の紙芝居クリップ教材を作成する。環境をテーマとし、教育者・学習者が自ら独自の紙芝居教材を作り出せるように、紙芝居に使う写真・絵等の素材分析と分類、素材を用いた紙芝居ストーリーの形成法を検討し、教師と生徒・生徒同士のコミュニケーションの促進、他の課題学習への発展的適用を目的とした教材構築法を確立することにある。平成24年度は以下の通り事業を進めた。 ○機能的クリップ教材枠組みづくりとクリップ教材の作成 1.青年海外協力隊派遣現職教員より入手した素材を、地域別、対象別(学校教育、住民教育)、課題別(自然、生活)に分類し、教育課題に対応させて、簡単な解説・説明文と検索用キーワードを付加する。 2.素材情報の質を大項目(環境問題改善や教育課題から構成)、中項目(課題の質やアプローチの仕方等で構成)、小項目(具体的なアクティビティで構成)に細分化し、小項目に沿って素材を分類・編集する。紙芝居クリップ編集に用いる素材として項目事項をキーワードとして素材情報に付加した。平成24年度までに350枚程度のクリップ教材を作成した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画に沿って、代表者と分担者が行った「青年海外協力隊員(主に環境教育分野)の教育マテリアル支援」(国際協力イニシアティブ事業(文科省・H14~H21))の事業成果物を背景・基盤に、JICA事務局の協力を得てJICAを経由して世界各地の青年海外協力隊員(主に環境教育隊員)から、彼らの任地活動に関する写真等の情報・教育活動情報を入手し研究を進めてきた。科研費申請時の当初計画に沿って、(1)紙芝居の素材となる写真・イメージデータの収集、(2)入手した素材情報の整理・分類、(3)デジタル型紙芝居クリップの作成を順に従って計画的に研究が進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
①機能的クリップ教材を500枚程度開発し、大学、高校ほか、出前授業、小中学校で、活用方策の検討・活用方法をまとめて支援のための指導案の作成を行う予定(要するに、使用マニュアルづくりを行う)。 ②目的志向型ウェブ開発のシステムを構築する。データベースにデータを挿入し、クリップ教材を使って、目的に応じた紙芝居教材が作成できるように、ライブラリーを整理し公開する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
①紙芝居クリップ教材の作成とデータベース化のための謝金として使用する。 ②研究成果を配布可能な電子媒体としてケース付のDVDの製作を行う。 ③電子化ファイルを作成するために必要な消耗品、ラップトップタイプのパソコン等の購入費に当てる。 ④最終の打ち合わせ、シンポジウム開催等の旅費として使用する。
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Research Products
(5 results)