2013 Fiscal Year Annual Research Report
実践的英語音声指導力の向上をはかる連携英語教員養成カリキュラムの開発、運用、評価
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23531253
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Research Institution | Shiga University |
Principal Investigator |
大嶋 秀樹 滋賀大学, 教育学部, 教授 (90342576)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
多良 静也 高知大学, 人文社会・教育科学系, 准教授 (00294819)
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Keywords | 英語の発音力 / 英語の発音指導力 / 英語科教員養成カリキュラム / 実践的英語音声指導力 / 初・中等英語科教員 / 英語の発音指導 / 英語の音声指導 |
Research Abstract |
本研究の目的は、教育学部教員養成課程と実習学校が連携して、実践的英語音声指導力の質的水準の向上をはかる英語科教員養成カリキュラムの開発、運用、評価を実証的に行うことであった。具体的には、教員養成課程で初・中等英語科教員を目指す学生を対象に、1)学生自らの英語の発音力の向上と、2)学生の実践的英語音声指導力の向上をはかる英語科教員養成カリキュラムの開発、実施を進め、「将来の英語科教員が備えるべき実践的英語指導力、授業力」の基礎をつくる教育プログラムの構築に向けた検証を行うことを目的として研究を進めた。研究の初年度から最終年度は、教員養成課程で英語の教員を目指す学生の、1)学生自らの英語の発音力の向上をはかる学部での授業カリキュラムの構築とそのための調査、2)学生の実践的英語音声指導力の向上をはかる英語科教員養成カリキュラムの構築とそのための調査を行い、2年目から最終年度にかけて、3)「将来の英語科教員が備えるべき実践的英語指導力、授業力」の基礎をつくる教育カリキュラムの構築に際し、運用上の検証を進めていった。研究の検証では、受講学生の英語の発音力、発音指導力の2点について、量的な調査、質的な調査による成果データ、検討のための資料データを中心としたデータを収集、解析し、その検証を進めていった。研究の成果として、1)学生自らの英語の発音力の向上をはかる学部での授業カリキュラムの構築に向けた授業プログラムづくりがほぼ完成し、2)学生の実践的英語音声指導力の向上をはかる英語科教員養成カリキュラムの構築に向けた基礎研究が完成し、実践への応用による検証(実習校での成果の検証)を途上段階まで進めることができた。本研究は、教育学部教員養成課程の教員、学生のおかれた環境を最大限生かし、英語の発音力、英語の音声指導力の実質的な向上をはかる、実践的、実証的研究として今日的意義を持つものといえる。
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Research Products
(5 results)