2012 Fiscal Year Research-status Report
「食育・食農教育の教育的効果の検証と教育モデルの実証的研究」
Project/Area Number |
23531262
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Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
野田 知子 帝京大学, 教育学部, 教授 (20521579)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森山 賢一 玉川大学, 教育学部, 教授 (90337288)
阿部 英之助 東洋大学, 大学共同利用機関等の部局等, 研究員 (10408982)
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Keywords | 食農教育 / 食育 / 農業教育 / 総合的な学習 / 地域農業 |
Research Abstract |
1.「食育・食農教育」についての教育的効果とその検証 A.喜多方市立小学校における「農業科」…下記①②③の調査研究を行った。①平成24年3月に小学校6年生対象にアンケート調査を実施した。結果は日本農業教育学会で発表した。発表題目は「農業体験におけるサポート役(農業支援員)が子どもに及ぼす教育的影響-喜多方市立小学生の食農体験活動アンケート結果より」「農業体験の深まりと子どもの意識に及ぼす影響-喜多方市立小学生の食農体験活動アンケート結果より」である。②「喜多方市小学校農業科作文コンクール」の『平成22年度作品集』に掲載された作文の分析をおこない、その結果は教育実践学会大会で発表した。題目は「農業科」における農業体験が子どもの食意識に与える影響-喜多方市立小学校農業科作文コンクール『作品集』分析」である。③平成25年3月に、農業科を教える校長・教員と支援員を対象に「喜多方市における食農体験活動に関する校長アンケート」「同 教員アンケート」「同 支援員アンケート」をおこなった。分析は平成25年度にする予定である。 B.美唄市立小学校…平成23年度に、全市で取り組む「農業体験学習」の実施前の「農業体験学習についてのアンケート」を実施したが、平成24年12月に事後のアンケート調査をおこなった。また、子どもたちの作文分析もおこなった。 2.地域支援体制モデルについての調査…美唄市の学校を訪問し、学校長と担当者、支援する農業者からの聞き取りをおこなった。喜多方市については、3月実施した支援員アンケート結果を分析し、地域支援体制の有効性と課題を明らかにする予定である。 3.教育的位置づけについて分析…喜多方の校長・教員アンケート分析から、教育的位置づけをついての分析を行う平成25年度におこなう予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
①研究調査環境について…喜多方市、美唄市ともに教育委員会が全面的に調査に協力を得る事ができている。 ②研究目的1(教育的効果)、研究目的2(「地域性からの視点」による調査)ともに、アンケートを実施し、聞き取りもおこない、学会発表はおこなっている。平成25年度には分析したものを論文化する予定である。 ③研究目的3について…「地域社会と学校」について、喜多方、美唄、地域と学校の連携・連携システムの構築情況について聞き取りをおこなっている。平成25年度には分析し論文化出来るように努力したい。
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Strategy for Future Research Activity |
①アンケート調査の分析・検討をし、学会発表、投稿論文の作成をおこなう。 ②「作品集」掲載の作文の質的分析をおこない、学会発表、投稿論文作成をおこなう。 ③地域との連携、地域性の視点から、アンケート調査を分析し、論文化する。 ④報告集を出せるように、本研究全体をまとめる。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
研究フィールド訪問 30万円 謝金(データ入力他)10万円 報告集の発行 15万円 雑費5万円 計60万円
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Research Products
(3 results)