2012 Fiscal Year Research-status Report
知的・創造的英語コミュニケーション能力を伸ばす進学高校英語授業改革モデルの開発
Project/Area Number |
23531265
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
亘理 陽一 静岡大学, 教育学部, 講師 (90509241)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永倉 由里 常葉大学短期大学部, 英語英文科, 教授 (00369539)
三浦 孝 静岡大学, 教育学部, 教授 (30279989)
鈴木 章能 甲南女子大学, 文学部, 教授 (70350733)
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Keywords | 英語 / 教育学 / 英語授業改革モデル / コミュニケーション能力 / 進学高校 |
Research Abstract |
1. 高校での授業実践を通じた改革的授業プログラムの検証を進めた。前年度に作成した授業方法の理論的解説に基づいて、O. HenryのThe Gift of MagiとSteve JobsのStanford Univ. Commencement Addressを題材とする具体的な授業プログラムをそれぞれ4本と9本作成し、メンバーの相互批評および試行的実践を通じて、授業プラン集(『知的・創造的英語コミュニケーション能力を伸ばす進学高校英語 授業改革モデルの開発:授業プラン集・改訂版』平成24年度科学研究費事業学術研究助成金(課題番号23531265)研究成果報告書』、2012年12月)を作成した。 2. 改革的授業法の教師用指導書作成に向けた、実態把握の一環として、大学入試問題の詳細な内容分析を行った。 3. 1.と2.の途中経過および成果について、2012年8月5日の全国英語教育学会第38回大会(愛知学院大学)において2件の共同発表を行った他、2012年5月13日に「大学入試問題追跡調査の方向性と課題」および「大学入試英語問題と対策指導の現状について」というテーマのシンポジウムを開催した(名城大学名駅サテライト)。また、12月9日には「これからの高校英語授業のあり方」と題するシンポジウムを開催した(名城大学名駅サテライト)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究実施計画において掲げた2つの研究について、「研究B(高校での授業実践を通じた改革的授業プログラムの検証)」は、各メンバーによって着実に進められており、その成果の一部は『知的・創造的英語コミュニケーション能力を伸ばす進学高校英語 授業改革モデルの開発:授業プラン集・改訂版』平成24年度科学研究費事業学術研究助成金(課題番号23531265)研究成果報告書』として結実している。「研究C(改革的授業法の教師用指導書、および高校生・一般向けの英語読本の作成)」についても、大学入試の内容分析に基づく提言や、シンポジウムの開催、Webページを通じたディスカッションによって作業が進められている。以上に照らして、「おおむね順調に進展している」と言ってよいものと考える。
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Strategy for Future Research Activity |
研究C(改革的授業法の教師用指導書、および高校生・一般向けの英語読本の作成)をメンバー全員で進める。追加・修正を加えた研究Aの教材集と前年度に研究Cで作成した草稿をベースとし、実践結果の分析に基づいて授業プログラムに必要な改善を行い、高校教師および一般向けの指導書兼教材モデルとして完成させ、印刷・製本の上、発表する。 さらに、研究A~Cを通じて得られた知見・データを取りまとめ、学会・研究会を通じて全体的な成果の発表を行う。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
物品・消耗品費は、指導書兼教材モデルの印刷・製本を主たる使途として、作成に必要な資料・書籍・その他消耗品を購入する。全国英語教育学会第39回大会(北星学園大学)を主とする研究成果公表のために、旅費・謝金を支出する。
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Research Products
(11 results)