2012 Fiscal Year Research-status Report
一般大学における聴覚障害学生教育支援と専門資格取得支援用eラーニング教材開発
Project/Area Number |
23531310
|
Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
金 炯秀 日本大学, 理工学部, 助教 (00440040)
|
Keywords | 聴覚障害学生 / 教育支援 / 専門資格取得支援 / eラーニング |
Research Abstract |
本研究では、①聴覚・視覚障害者のみを受け入れる大学以外の大学(以下、一般大学)でも聞こえの不自由な学生(以下、聴覚障害学生)の円滑な受け入れと教育実施のための教育環境構築、②卒業後の自立や社会進出をサポートするための専門資格取得支援用eラーニング環境構築と教材開発を目的とする。 本年度も昨年度同様、聴覚障害学生が音声認識ソフト搭載ノートPCを持参し授業を受ける際の状況を想定した実験を行い、講師の音声がリアルタイムでテキストに変換できることを検証すると同時に本研究で提案している授業風景の録画映像に授業内容のテロップを加えた動画などの活用の有効性を確認した。本年度まで、機械系および情報系科目授業風景を12科目(1科目当たり約13回)収録した。 次に、「機械系学生のための3次元CAD専門資格取得支援用eラーニング環境構築と教材開発」の研究を遂行した。本課題で取りあげる3次元CAD専門資格は「CATIA認定技術者」資格で、本年度は「Assembly Design Specialist」について実際の操作画面などをキャプチャーし、解説などのテロップを付加した動画テキストを製作し、本学学習支援システムのWebClassに公開した。また、「Part Design Specialist」については「CATIA認定技術者」資格特有の試験形式を充実に再現した模擬試験コンテンツを完成しWebClassに公開した。さらに、「情報系学生のための専門資格取得支援用eラーニング教材開発」に着手した。 最後に、今後開発される専門資格取得支援用eラーニング教材を学外公開のための準備も行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初予定している研究計画通り研究課題を遂行する予定であります。
|
Strategy for Future Research Activity |
当初予定している研究計画通り研究課題を遂行する予定であります。
|
Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
今後、開発される専門資格取得支援用eラーニング教材を学外専用公開のための機材購入を行います。また、研究成果発表を1回と、学術雑誌に研究成果を掲載する予定であります。そして、聴覚障害者・学生との意思疎通を図るための音声認識ソフトや諸ソフトを購入する予定であります。最後に、研究成果をホームページに公開するための諸ソフトを購入する予定であります。
|