2011 Fiscal Year Research-status Report
社会性の発達を促す子育て支援における行動コンサルテーションの効果
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23531311
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Research Institution | Meisei University |
Principal Investigator |
竹内 康二 明星大学, 人文学部, 講師 (00400656)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 淳一 慶應義塾大学, 文学部, 教授 (60202389)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | 育児困難 / 子育て支援 / 社会性の発達 / コンサルテーション |
Research Abstract |
平成23年度の6月から12月までは、準備期間として、コンサルテーションの教材としてテキストと動画(応用行動分析学に基づいた支援技法であるディスクリートトライアルティーチング及びピボタルレスポンストレーニングについての解説を含む)を作成し、ネット上から教材動画を閲覧できるように準備を行った。そして、大学生および大学院生と対象に、早期発達支援(共同注意、喃語、模倣、言語理解、言語表出、機能的言語、学習支援)のスキルを指導するプログラムを実施し、発達障害児に対する指導法の改善についてその効果を検証した。また、並行して、通常学級に在籍する発達障害児を対象に、問題行動を低減するためのセルフマネージメント法の指導を行い、一定の効果が得られたため、その結果を学会にて発表した。発達障害児の家庭においても、余暇活動の支援およびコミュニケーションの指導について実践的検証を行い一定の成果を得た。こうした問題行動の対応や余暇活動支援、コミュニケーション指導についての知見を支援プログラムに組み込む予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
23年度には、大学生および大学院生を対象に必要な教材と技法の開発と検証を行うことができたため、おおむね順調に進展しているといえる。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度以降は、発達障害児の保護者グループを対象に、開発した支援プログラム研修を行い、その効果を検証する予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
23年度の成果について国際学会での発表を行うための旅費として研究費を使用する。また、保護者対象の実践研究を実施するため、参加者への謝金、研究協力者への謝金として主に使用する。
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Research Products
(1 results)