2013 Fiscal Year Research-status Report
密度非一様性のある非定常界面の非線形発展に関する数理的研究
Project/Area Number |
23540453
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
松岡 千博 愛媛大学, 理工学研究科, 准教授 (10270266)
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Keywords | 渦層 / 界面 |
Research Abstract |
・密度非一様性のある円筒型界面の非線形発展を理論的、数値的に解析し、論文として上梓した(C. Matsuoka, Three-dimensional vortex sheet motion with axial symmetry in incompressible Richtmyer-Meshkov and Rayleigh-Taylor instabilities, Phys. Scripta, T155, 014013, 6 pp. 2013)。 ・本研究(密度非一様性のある非定常界面の非線形発展)の発展研究として磁気流体における渦層の時間発展を記述する理論モデルを構築し、実験データおよび直接数値シミュレーション(DNS)との比較、検討を行って、論文として上梓した(C. Matsuoka, K. Nishihara, and T. Sano, Nonlinear motion of non-uniform current-vortex sheets in magnetohydrodynamic flows, Fluid Dyn. Res., in press; C. Matsuoka, Non-uniform current-vortex sheets in MHD-RMI]{Nonlinear motion of non-uniform current-vortex sheets in MHD Richtmyer-Meshkov instability, Phys. Scripta, in press)。 ・アメリカ物理学会(55th Annual Meeting of the APS Division of Plasma Physics, Nov. 2013, Denver, USA)において"C. Matsuoka, Nonlinear motion of non-uniform current-vortex sheets in MHD Richtmyer-Meshkov instability"というタイトルで招待講演を行った
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の研究計画のうち、密度非一様円筒型界面の理論モデルと数値計算を行う、という目標に関しては、論文を上梓することができた。また、本研究の発展研究として、応募時には想定していなかった磁気流体中における界面の運動に関しても結果(論文、研究発表とも)が得られつつあり、次の研究につながるものも含めて順調に進展しているといえる。
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Strategy for Future Research Activity |
上記、現在までの達成度にも述べたが、本研究応募時には可能だと思われなかった、磁気流体における密度非一様界面の非線形発展の理論モデルおよび数値計算に関して研究成果が得られつつあり、今後は電磁気的な力を考慮した流体界面の運動の解析を発展させていきたいと考えている。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
当初予定していなかった大学内における競争資金(学長裁量経費)が当たり、その使用を優先させる必要から、残額が生じた。 海外出張旅費、ワークステーションの購入にあてる予定である。
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