2011 Fiscal Year Research-status Report
空間光通信の伝搬路モデル及び高速高品質伝送手段の構築
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23560450
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Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
岡本 英二 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (10358963)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | 光衛星通信 / 空間光通信 / 伝搬路モデル / 通信路符号化 / 消失通信路 / LDGM符号 |
Research Abstract |
平成23年度に予定していた研究の内,空間光実験の種々の生データ解析(目的A)については一部NICTにて実験を行いデータを取得した.現在解析中であるが,具体的な伝搬路モデルや特性解析にはまだ至っていない.こちらは平成24年度に継続的に実施する.解析結果を元にした宇宙光通信の汎用性の高いモデルの確立(目的B)については,平成22年度に行っていたモデルを確立し学術論文にて発表した.平成24年度実施予定の,構築モデルを用いた宇宙光通信に最適な長消失符号の構築(目的C)についても一部着手し,上記の学術論文内にて有効な長符号の構成について検討と発表を行った.この符号化について,符号の種類としてLDGM符号とLT符号の検討を行った.さらに宇宙通信に適した超遅延通信路用のマルチレート伝送手法を考案し,特許出願を行うとともに国内会議にて発表した.また衛星を複数用いる光マルチホップ伝送についても検討を行い国際会議で発表した.この発表に対しBest Student Paper Awardを共同受賞した.検討結果のCCSDSへの提案と標準技術策定(目的D)については,平成23年度10月の会合が無くなったため参加しなかった.平成24年度の参加についてはNICT,JAXAの担当者と調整を行っているが,JAXA側から許可が出ない可能性がでてきている.理由の一つはは日本(JAXA)側の符号構成に対する方針が定まっていないため,研究成果をそのまま日本側の立場として発表することが難しいからである.これは継続的に調整する.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
伝搬路モデルと符号化について一定の進展があり,国内会議,国際会議,学術論文に発表したため.
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Strategy for Future Research Activity |
当初の研究計画に沿った推進を図る.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
CCSDS参加のための出張は不透明であるが,それ以外の経費計画はほぼ計画通りである.海外(韓国)の専門家を数日招いて議論を行う可能性がある.
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