2012 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
23560612
|
Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
WELLS John C. 立命館大学, 理工学部, 教授 (60301644)
|
Keywords | bedload transport / ripple formation / particle sorting |
Research Abstract |
回転軸が水平の回転ドラムを用いた実験は順調に進んでいる。直径12mmの一応粒度分布の材質をドラムの半分まで導入して、「斜面崩壊」が一時的におきる遅い回転という条件下、数個の直径のより小さな「トレーサー粒子」の奇跡をビデオ撮影により測定した。その結果、油中においても空気中においても、直径4mm、6mm、7mm、10.5mmのトレーサー粒子の奇跡の範囲は直径と共に広くなる。この現象は実河川でのsorting現象とよく似ている。また、今後のシミュレーションとの比較検討に必要な粒子同士の摩擦係数の測定法を開発した。 また 回転軸が垂直な回転ドラムの実験は順調についても興味部会データを得ている。この実験では直径190mmの円筒に400ミクロンの砂を引いて、水を入れて、静止状態から、あるいは剛体回転の状態から、瞬間的に追加の角速度を与えることによりらせん状のripple trainを発生させる。それらの特性を元の角速度および追加した角速度のrippleの数への影響を検討し、過去のデータとの比較検討を行った。 また理論的な面では、液体中と自由水面と周りの渦度を結ぶ積分式を導入した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
画像解析に予想以上に時間がかかっているため。 また、実験を手伝う補助員の予期せぬ事情により実験に遅れが出ているが、H25年度に進める予定である。
|
Strategy for Future Research Activity |
実験を進行させると共に、シミュレーションを執行し比較検討により、粒子同士の接触モデルなどシミュレーションモデルの改善を行い、sorting現象のメカニズムを解析する。
|
Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
実験執行とシミュレーションデータ解析の遅れと取り戻すために、アルバイトを執行する。 結果を発表したり今後の進行を議論してもらうために、国際学会へ参加する。 実験に必要な部品、シミュレーションに必要な計算機の使用料、購入費を執行する。 次年度に上記アルバイトを執行するためも、海外で開催する国際学会へ参加するためも、未使用額を繰越した。
|