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2012 Fiscal Year Research-status Report

室内環境への影響を考慮した全熱交換器の総合的な年間性能評価法に関する研究

Research Project

Project/Area Number 23560693
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

斎藤 輝幸  名古屋大学, 環境学研究科, 准教授 (30281067)

Keywords全熱交換器 / 熱交換効率 / エンタルピー交換効率 / 外気負荷 / 内外温度差 / 期間性能
Research Abstract

本研究は、全熱交換器単体の年間性能評価に加え、全熱交換器からの吹出し気流による室内環境への影響も含めた評価法を開発し、より総合的な視点から設計・制御に寄与する検討を行うことを目的としている。
前年度は実空間での実測調査に基づく全熱交換器の性能評価を行うとともに、所有する実験室に全熱交換器を設置して初期段階の試験を実施した。平成24年度は実験室において、複数の全熱交換器に対して統一した条件下での性能試験を行い、詳細な特性把握を行うとともに、得られた特性を用いて外気温の日変化を考慮した場合の空調負荷削減効果について検討した。また同時に、吹出し気流による室内側への影響を把握し、気流制御板によるドラフト低減効果を確認した。把握した全熱交換器特性の一部および空調負荷削減効果については、日本建築学会大会にて発表予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

本研究は、年間を通した総合的な全熱交換器の性能評価法の開発を目的としている。この研究目的に対して、平成24年度は評価対象機種を増やし、実験室における統一した条件下で性能評価試験を行うとともに、吹出し気流による室内環境への影響を把握した。平成24年度に予定していた実験はほぼ予定通り実施できたと言えるが、年間を通した空調負荷削減効果および室内環境の改善を踏まえた総合評価法については引き続き検討する必要がある。

Strategy for Future Research Activity

評価対象機種を増やして性能評価試験を継続し、得られた特性を基に年間を通した空調負荷削減効果の定量化、およびファン発熱やダクト熱損失などを考慮した一般化について検討する。さらに室内側への影響とその改善策について詳細に検討し、両者を踏まえた性能評価法の提案を行う。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

平成25年度は評価試験を継続するためにセンサー類の更新を行う。また研究成果を纏めるための謝金と学会での成果発表を行うための旅費を必要とする。

  • Research Products

    (1 results)

All 2013

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 夏期屋外条件における全熱交換器の性能評価に関する研究2013

    • Author(s)
      井上真吾、齋藤輝幸
    • Organizer
      日本建築学会大会
    • Place of Presentation
      北海道大学
    • Year and Date
      20130830-20130901

URL: 

Published: 2014-07-24  

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