2012 Fiscal Year Research-status Report
潜在自然気候評価に基づく現存都市のコンパクト・エコシティ・モデルの研究
Project/Area Number |
23560707
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Research Institution | Setsunan University |
Principal Investigator |
森山 正和 摂南大学, 理工学部, 教授 (70047405)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 貴宏 広島大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (30379490)
榊 愛(石川愛) 摂南大学, 理工学部, 講師 (60581311)
竹林 英樹 神戸大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (80304129)
稲地 秀介 摂南大学, 理工学部, 講師 (50612313)
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Keywords | 地球・年環境 / 都市気候 / ヒートアイランド / エコシティ / 潜在自然植生 / コンパクトシティ / CFDモデル / WRFモデル |
Research Abstract |
1)自然地域と居住地域の適正規模の考察を近畿圏を対象に事例分析を行った。 2)CFDモデルによる市街地空間の上空風による3D市街地の換気効果の評価を前年度から継続して行った。 3)WRFモデルを使用した潜在自然気候の計算では、既に計算を終えた結果の分析を行った。 4)魅力的な市街地開発について、国内外事例の実地調査、文献調査を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1)自然地域と居住地域の適正規模の考察については近畿圏の事例分析の概略を行った。 2)CFDモデルによる市街地空間の上空風による3D市街地の換気効果の評価については概ね結論を得た。 3)WRFモデルを使用した潜在自然気候の計算では、既に計算を終えた結果の分析を行った。 4)魅力的な市街地開発について、スウェーデンにおける実地調査、文献調査を行った。 以上のように概ね順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
コンパクト・エコシティ・モデルの構築と、現存都市からコンパクト・エコシティに変化するプロセスの考察を行う。これまでの考察から、市街地データベースを使用して、大阪地域における200 年後(超長期)を想定したコンパクト・エコシティの完成形、すなわち、理想的な姿(モデル)を構築する。自然地域と居住環境の規模と比率、関係性などを世界の諸都市の優れた市街地再開発事例を参考として大阪地域に相応しいモデルを構築する。さらに研究の最終段階として、10年、25 年、50 年、100 年、200 年後の都市を想定してコンパクト・エコシティへの変化プロセスを構築する。現在、使用されている区画整理事業などの都市計画の行政手法を主に用いることとし、最終形に想定しているコンパクト・エコシティに至るまでの論理的な変遷プロセスを構築し提案する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
魅力的な市街地開発に関する実地調査、資料収集に必要な旅費及び資料購入費などに使用する。また、成果発表のための旅費にも使用する。
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