2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23560710
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
森 太郎 北海道大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (70312387)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
梶原 秀一 室蘭工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (00280313)
笹岡 久行 旭川工業高等専門学校, 電気情報工学科, 准教授 (30333272)
桑原 浩平 釧路工業高等専門学校, 建築学科, 准教授 (40374582)
浅水 仁 釧路工業高等専門学校, 電子工学科, 准教授 (40369905)
林 裕樹 釧路工業高等専門学校, 情報工学科, 准教授 (60342440)
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Keywords | 高性能住宅 / 採暖装置 / 温熱環境 / エネルギー |
Research Abstract |
本研究では,住生活の省エネルギー化を目的として,高性能住宅の環境下で省エネルギー採暖手法を用いて熱取得を行うための採暖装置の開発を実施した.その内容は,ウェブカメラを利用した人追従システム,採暖器具,携帯端末を利用したコントローラーを住宅内のデータサーバーと無線LANを用いて接続した装置)の開発と,その生理・心理的評価,また,それを設置した高性能住宅の温熱環境評価である.具体的に実施した項目を以下に示す. 1.高性能住宅向け採暖器具の開発:①kinectセンサーを用いた住宅内での人体の追従システムの開発を実施した.a.カスタマイズ手法の開発:カメラから得られる情報と人が住宅内のどの位置にいるのかを対応させるシステムの開発を行った. 2.採暖器具使用時の生理・心理反応測定:熱伝導を利用した採暖器具について,床暖房に関する知見を応用し,採暖器具の制御機構に必要な情報を得ること,また,省エネルギー運転手法の開発に向けた試みを実施した.具体的には,採暖器具を用いた際の生理・心理反応に関する被験者実験,また,それに日射が加わった場合の被験者実験を行った. 3.高性能住宅の温熱環境の実測と熱環境解析:①パッシブ換気住宅と床下チャンバーエアコン方式の住宅の企画と実測を行い,積雪寒冷地である北海道でもエアコン一台での暖房が可能であることを示した,②吸収日射量分布を考慮した住宅の温熱環境解析をradiance(照明解析のソフトウェア)とコントロールボリューム法を用いて実施し,ダイレクトソーラーゲインの設計手法に関して検討を実施した.③GISデータを利用した高性能住宅の温熱環境解析を実施し,住宅を建設する場所とダイレクトソーラーゲイン手法の関係に関して検討をじっしした.④PCMと太陽熱集熱装置の組み合わせによる換気予熱装置の開発と評価を実施した.
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Research Products
(16 results)