2014 Fiscal Year Annual Research Report
東アジア諸都市の再生に対する市民社会組織の多様な関与に関する国際比較研究
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23560717
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
小泉 秀樹 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (30256664)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大月 敏雄 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (80282953)
朝倉 暁生 東邦大学, 理学部, 准教授 (30245295)
鈴木 直文 一橋大学, 社会(科)学研究科, 准教授 (80456144)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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Keywords | 市民社会組織 / 東日本大震災 / 東アジア |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、韓國におけるまちづく支援の仕組みづくりの詳細について、追加調査を行った。 その結果、韓国においては、まちづくり条例の制定が進み、同時にまちづくり支援センターの設置が広がりつつある。 ソウル市の場合では、活動助成については、自治体(ソウル市および区)の予算によって行い、支援センターの主な機能は、住民活動の支援となっていた。また、ソウル市レベルの支援センターに加えて、いくつかの区では、区レベルの支援センターをもっていた。また住民リーダー等を組織した、民間ベースの支援組織を別途立ち上げている場合もあり、多層な支援体制が整いつつある実態が明らかになった。 また、タイについては関連する研究者が訪日した機会をとらえて、インタビュー調査を実施した。タイ(バンコク)においては、大学主導でアーバン&コミュニティデザインセンターを立ち上げて、財団の資金を活用するなどし、市民社会組織と協力してコミュニティ再生のプロジェクトを実施するなど、市民社会組織を支援するコミュニティデザインの新しい仕組みが構築されようとしていた。 以上の成果に、日本(被災地、自然再生エネルギー事業を中心とした地方都市、戸建住宅団地の管理)、アフリカのコミュニティ再生を加えて、相互の比較を行った。
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Research Products
(3 results)