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2013 Fiscal Year Annual Research Report

片山家所蔵史料の調査に基づく片山東熊の建築設計に関する基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 23560772
Research InstitutionShibaura Institute of Technology

Principal Investigator

伊藤 洋子 (渡辺 洋子)  芝浦工業大学, 工学部, 教授 (40327755)

Keywords片山東熊
Research Abstract

片山東熊(1854-1917)は工部大学校造家学科の第一期卒業生であり、明治を代表する建築家の一人である。本研究はこれまで公開されることの無かった同家所蔵史料を閲覧・調査する機会を得て、現存する葉書、写真、サンプル帳を中心とした研究である。まず綿密な書誌学的研究をおこない、それをベースとして東熊の交流関係を軸に、建築との関係を解き明かすことを目的とする。
これまでに撮影した史料について内容を項目別にまとめ、葉書の内容や差出人との関係を明らかにした。またサンプル帳やスケッチ、模型写真については東熊の設計作品との関連を追求してきた。また平成24年度には、それ以前に未調査であった片山家資料中の辞令類をすべて閲覧し、ナンバーを振り実測・撮影調査することができた。それにより現在、片山家に残る資料の全貌を把握することができたことになる。さらに伊勢徴古館・農業館で平成23年度に得た図面類を詳細に分析し、伊勢神苑会の業績について考察をおこなった。徴古館・農業館の図面データを得たことで、研究はさらに進展を見せた。
最終年である平成25年度に残された課題は、片山家資料でもっとも点数の多い葉書資料について、未解読箇所を解明することであった。近代の葉書資料の研究者の協力を得て、校閲が進み、片山家資料集を完成させることができた。また伊勢徴古館・農業館図面による伊勢神苑会の業績に関しては、学会の審査が通り、学会誌に論文が掲載された。
磯俣祐介・原正彦・渡辺洋子「神宮徴古館・農業館に関する一考察」日本建築学会計画系論文集 第78巻 第691号,2031-2037,2013年9 月

  • Research Products

    (1 results)

All 2013

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results)

  • [Journal Article] 神宮徴古館・農業館に関する一考察2013

    • Author(s)
      磯俣祐介・原正彦・渡辺洋子
    • Journal Title

      日本建築学会計画系論文集

      Volume: 第78巻第691号 Pages: 2031-2037

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2015-05-28   Modified: 2015-06-16  

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