2013 Fiscal Year Annual Research Report
ガスタービン長寿命化のための新しい遮熱溶射皮膜の開発
Project/Area Number |
23560863
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Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
園家 啓嗣 山梨大学, 医学工学総合研究部, 教授 (80550805)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石田 和義 山梨大学, 医学工学総合研究部, 准教授 (70324176)
中村 正信 山梨大学, 医学工学総合研究部, 助手 (00155855)
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Keywords | 遮熱溶射 / 熱サイクル特性 / 遮熱効果 / プラズマ溶射 / 酸化 / TBC |
Research Abstract |
1.新しい遮熱溶射皮膜の性能評価:新しい遮熱溶射皮膜(MoSi2を中間層に導入した3層溶射皮膜)と従来型遮熱溶射皮膜(2層、トップコート:YSZ、ボンドコート:MCrAlY(M:金属))を含む5種類の遮熱溶射皮膜について、TBCの耐熱性評価において我々が必要であることを明らかにした熱サイクル疲労特性および耐高温酸化性を比較評価し、新しい遮熱溶射皮膜の性能が優れていることを確認した。2.新しい遮熱溶射皮膜の長寿命化のメカニズム解明:新しい遮熱溶射皮膜の寿命が、従来型遮熱皮膜よりも延伸されるメカニズムを明らかにした。MoSi2の酸化で生じるSiO2の自己修復性(き裂内をSiO2で充填する機能)など。3.新しい遮熱溶射皮膜の遮熱特性の確認:新しい遮熱溶射皮膜(3層構造)の熱伝導率を測定し、従来型遮熱溶射皮膜(2層構造)と同等の遮熱性(熱を遮断できる性能:100℃程度)を有することを確認した。4. 新手法の成果発表、PR:新しい遮熱溶射皮膜の性能が優れていることが確認できたので、この成果を2014年3月に国際会議(PEOCO2014:マレーシア)で論文発表し、本技術を広くPRした。
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Research Products
(4 results)