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2013 Fiscal Year Annual Research Report

培養細胞を用いた食品成分の抗酸化性評価法

Research Project

Project/Area Number 23560950
Research InstitutionKobe College

Principal Investigator

寺嶋 正明  神戸女学院大学, 人間科学部, 教授 (30172092)

Keywords抗酸化性 / 動物細胞 / 野菜ジュース / ペルオキシラジカル
Research Abstract

平成23-24年度の研究成果をもとに、HepG2細胞を利用して、6銘柄の市販野菜ジュースが示すペルオキシラジカルに対する抗酸化性を評価した。野菜ジュースは15℃、10,000 rpmで1分間の遠心分離操作を行い、上清を回収した。上清はクリーンベンチ内でフィルター滅菌を行った。さらに、超純水で1/10, 1/100, 1/1000に希釈して実験に用いた。HepG2内でDCFHがペルオキシラジカルとの反応によって発生する蛍光強度をどれだけ抑えることができるか(蛍光抑制率)を指標に野菜ジュースの抗酸化性を判定した結果、蛍光抑制率が70%以上となる強い抗酸化性を示すもの3銘柄と蛍光抑制率が50%以下の弱い抗酸化性をしめすもの3銘柄に分類できた。各野菜ジュースはニンジン、トマト、ホウレンソウなどの野菜を基本成分として、さらに抗酸化性が高いと評価されている野菜(モロヘイヤ、チンゲンサイなど)を強化したり、果実類(レモン、アセロラなど)を添加したりしたものである。抗酸化性が高い銘柄に特徴的に含まれる成分は公にされている資料からは見出すことができなかった。野菜ジュースに含まれる成分量の違いなどが抗酸化性の評価結果に影響を与えているものと推察できた。
平成23-25年度の研究を通じて、HepG2細胞を利用して抗酸化性を評価する手法を改良することができ、改良した手法を適用して、フェルラ酸、アスコルビン酸などの純物質が示す抗酸化性、白菜、大根、ホウレンソウ、タマネギなどの野菜類、多くの野菜、果実類を含む野菜ジュースの抗酸化性を明らかにすることができた。本研究で検討した手法を使って、多くの食品類がペルオキシラジカルに対して示す抗酸化性を明らかにすることができると期待される。

  • Research Products

    (1 results)

All 2013

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 動物細胞を用いた野菜の抗酸化性評価2013

    • Author(s)
      渡辺 良子,深田 陽子,生山 加菜, 三浦 由紀子,松村 紗季,寺嶋正明
    • Organizer
      日本食品工学会第14回年次大会
    • Place of Presentation
      京都テルサ(京都市)
    • Year and Date
      20130809-20130810

URL: 

Published: 2015-05-28  

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