2013 Fiscal Year Annual Research Report
多機能性プロテオグリカン分子創出のための糖鎖工学基盤技術の開発
Project/Area Number |
23570157
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
柿崎 育子 弘前大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (80302024)
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Keywords | 糖鎖 / 糖鎖工学 |
Research Abstract |
本研究は、グリコシダーゼを用いたプロテオグリカンの糖鎖(グリコサミノグリカン)の組み換え技術の開発を目的としている。 本年度は、対象とするグリコシダーゼを精巣性ヒアルロニダーゼに絞り、糖転移反応の新たな基質の探索実験を実施した。前年度までの結果より、ヒアルロニダーゼの加水分解基質として報告がなかった構造のグリコサミノグリカンも効率が悪いながらもヒアルロニダーゼによって分解される可能性が示されたので、それらが、糖転移反応のドナーとなり得るかの検討を行った。しかし、糖転移反応生成物の高速液体クロマトグラフィー分析で、反応時間とともに増加する糖転移生成物として有望なピークの構造分析を行ったが、期待した構造ではないことが示された。 研究期間全体を通しては、本研究で新たな技術開発には至らなかったが、これまで使用してきたヒアルロニダーゼとある種のセルラーゼの反応条件や基質特異性に関する糖鎖工学上有益な情報が得られた。糖鎖組み換えプロテオグリカンとして、アグリカンとウリナスタチンを対象とし、もとのコンドロイチン硫酸鎖をヒアルロン酸鎖に組み換えたプロテオグリカンを作製した。また、これらのプロテオグリカンについて、天然型、糖鎖欠損型、ヒアルロン酸ハイブリッド型のそれぞれを分離精製する条件を決定した。
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Research Products
(3 results)
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[Presentation] Enzymatic synthesis of urinary trypsin inhibitor having an O-linked hyaluronan chain2013
Author(s)
Kakizaki, I., Takahashi, R., Yanagisawa, M., Yoshida, T., and Takagaki, K.
Organizer
9th International Conference on Hyaluronan (Hyaluronan 2013)
Place of Presentation
Oklahoma city, OK, USA
Year and Date
20130602-20130607
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