2012 Fiscal Year Research-status Report
定量的リン酸化プロテオミクスによるTORシグナルリン酸化ネットワークの解析
Project/Area Number |
23570225
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
丑丸 敬史 静岡大学, 理学部, 教授 (50262788)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松本 雅記 九州大学, 生体防御医学研究所, 准教授 (60380531)
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Keywords | TOR |
Research Abstract |
TORC1(TOR complex 1)によるリン酸化ターゲットの昨年度に網羅的に解析していた。本年度は、その中からいくつかの候補タンパク質を絞って詳しい研究を開始した。その中の一つ、X(未発表のため名前は出せない)はTORとの関連がこれまでも示唆されていたが、それがどのように制御されていたのかは不明のタンパク質であった。現在、そのタンパク質のリン酸化部位をアラニン(非リン酸化型)もしくはアスパラギン酸(疑似リン酸化型)に置換した変異タンパク質を解析して、その局在、安定性、機能がどのように影響を受けるかを検証している。 一方、間接的にTORC1のリン酸化制御を受けていると思われるタンパク質Y(未発表のため名前は出せない)を、タンパク質の安定性の検証から見出した。そのシグナル伝達系を明らかにしたので現在、論文投稿準備中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
最終年度に向けて順調に予定通り研究は進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度(H25)で、上記Xにおけるリン酸化の意義とリン酸化制御系を明らかにすることが一番の目標である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
該当なし
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