2012 Fiscal Year Research-status Report
生殖腺特異的microRNAの機能解析と分子ネットワークの解明
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23570265
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Research Institution | National Research Institute for Child Health and Development |
Principal Investigator |
高田 修治 独立行政法人国立成育医療研究センター, システム発生・再生医学研究部, 部長 (20382856)
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Keywords | microRNA / セルトリ細胞 / フォリキュラー細胞 / 性分化 |
Research Abstract |
microRNA-202の標的mRNAを同定するため、レポーター遺伝子の3’UTR部分にcDNAライブラリーを挿入した新規ライブラリー約5000クローンをmicroRNA発現ベクターと共にそれぞれトランスフェクションし、ルシフェラーゼアッセイにより検討した。その結果ファーストスクリーニングとして66のmRNAが標的候補として上がっていた。24年度にはセカンドスクリーニング、サードスクリーニングを実施しActivin receptor type 1Aが標的mRNAであることが明らかとなった。Activin receptor type 1Aはインターネット上で広く使われているTargetScanなどのmicroRNAの標的を推測するソフトウェアでは候補としてあがってこないため、いままでに分かっているmicoRNAとmRNAの認識とは異なったメカニズムで認識されている可能性が考えられる。今回のスクリーニングではcDNAの全長を用いているため、このcDNAのどの配列がmicroRNA-202の標的となっているのかを特定する必要がある。microRNA-202の機能を解析するため、ノックアウトマウスの作製を作製し、今年度はヘテロのマウスをえることができた。ヘテロのマウスは見かけ上野生型と区別がつかない。来年度以降ホモマウスを作製し、microRNA-202のin vivoでの機能を解析する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
24年度の計画であったmicroRNA-202の標的を同定すること、ノックアウトマウスを作製することができたため。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度に作製したmicroRNA-202に変異を入れたヘテロのマウスを掛け合わせ、ホモ個体の作製を行う。ホモ個体は胎仔期での表現型と生後の表現型、妊性の確認を行う。microRNA-202の標的として同定したActivin receptor type 1Aに関してはmicroRNA-202の認識している配列の特定を行う。また、Activin receptor type 1Aがin vivoでmicroRNA-202の標的となっているのかを検討するため、セルトリ細胞、フォリキュラー細胞でActivin receptor type 1Aを強制発現させるトランスジェニックマウスを作製し、その表現型を解析する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
該当なし
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Research Products
(2 results)