2013 Fiscal Year Annual Research Report
ユリの「早咲き性」進化と密接に関係する球根休眠性喪失の遺伝機構
Project/Area Number |
23580045
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
比良松 道一 九州大学, 持続可能な社会のための決断科学センター, 准教授 (30264104)
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Keywords | 球根休眠性 / 早咲き性 / 遺伝的制御 / テッポウユリ / タカサゴユリ |
Research Abstract |
【交雑実生群における球根休眠性の分離】タカサゴユリ低地系統とテッポウユリ北部系統の片側交配で得られたF1個体群(FFU*LKI_F1)のうち1個体が、および、テッポウユリ南部系統と北部系統の正逆交配で得られたF1個体群(LPI*LKI_F1、LKI*LPI_F1)のうち4個体が、は種から約1年半後に1花ずつ着花した。これらF1個体の4花を除雄し、自家交配したところ、F2種子が得られたのは、LPILKI_F1の1個体のみであった。得られた種子約50粒を20℃では種したところ、およそ90%が発芽した。これらF2個体は、ポットに移植され2~3葉の本葉を展開しているが、これまでのところ成長量の個体間差は生じていない。
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