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2013 Fiscal Year Annual Research Report

細菌細胞表層タンパク質のターゲティング機構の解明

Research Project

Project/Area Number 23580107
Research InstitutionShinshu University

Principal Investigator

山本 博規  信州大学, 繊維学部, 准教授 (20262701)

Keywords表層タンパク質 / ターゲティング / 細胞分離酵素 / 細胞壁代謝 / 枯草菌
Research Abstract

本年度は、さらに詳細にLytEおよびLytFのシグナルペプチド(SPeおよびSPf)の機能を調べるために、両SPの前半及び後半部分を入れ替えたキメラSP(SPefおよびSPfe)-LytFや、SPの3つの領域(+チャージ、疎水性、SPase認識部位)を入れ替えたキメラSP(SPeff、SPfefおよびSPffe)-LytFを作成した。これらのキメラSPを用いて発現させたLytFが、本来のLytEが担っている細胞側壁の限定分解活性をどの程度相補できるのか調べた。まず、それぞれのキメラSPを用いて発現させたLytFの分泌量を調べた結果、いずれのキメラSPを用いた場合でも、コントロールであるSPe-LytFの場合とほぼ同じ量のLytFが細胞表層および培地中に分泌されていた。次に機能面での影響を調べるために、lytE欠損株においてcwlOを枯渇させた状態で、それぞれのキメラSPを用いて発現させたLytFが合成致死性をどの程度相補できるか調査した。その結果、前後を入れ替えたSPでは、SPefの方はSPeとほぼ同様の相補性を示したのに対し、SPfeの方は機能が低下していた。このことはSPeの前半部分が機能面において重要であることを示唆していた。さらに3つの領域を入れ替えたSPにより発現させた場合、+チャージ領域のみを入れ替えたSPeffでは、ほとんど機能しないことがわかった。これに対して、SPase認識部位を入れ替えたSPffeでは、顕著な機能の低下が見られたものの相補可能であることがわかった。さらに疎水性領域を入れ替えたSPfefでは、SPeとほぼ同様の機能性を示した。以上の結果から判断すると、SPeの疎水性領域の前半部分が側壁の限定分解を行う上で非常に重要である可能性が示唆された。

  • Research Products

    (2 results)

All 2014 2013

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] Interactions of microorganisms with rare earth ions and their utilization for separation and environmental technology.2013

    • Author(s)
      Hiroshi Moriwaki and Hiroki Yamamoto
    • Journal Title

      Applied Microbiology and Biotechnology

      Volume: 97 Pages: 1-8

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] 枯草菌DL-endopeptidaseの局在性におけるテイコ酸の影響2014

    • Author(s)
      桐山優香、田中達仁、山本博規
    • Organizer
      日本ゲノム微生物学会
    • Place of Presentation
      東京農業大学
    • Year and Date
      20140307-20140309

URL: 

Published: 2015-05-28  

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