2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23580393
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Research Institution | Azabu University |
Principal Investigator |
田中 和明 麻布大学, 獣医学部, 准教授 (50345873)
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Keywords | ブタ / 遺伝子マーカー / 脂肪蓄積 / グレリン遺伝子 / グレリン受容体遺伝子 / レプチン受容体遺伝子 / 相関解析 / 経済形質 |
Research Abstract |
グレリン前駆体遺伝子(GHRL)、レプチン受容体遺伝子(LEPR)、グレリン受容体遺伝子(GHSRlb)を対象に遺伝子多型解析と形質との相関解析を実施した。 GHRL c.335C>A多型と最長筋における脂肪含量割合IMF(%)との相関解析を、個体数を増やして行った。なお平成23、24年度の成果研究実施報告書では、このSNPを c.358C>Aとしていたが、c.335C>Aに表記を改める。デユロック(雌128個体、雄88個体)のIMF(%)は、CC型(雌3.34±0.91,雄4.13±1.11)、AC型(雌4.75±0.21,雄4.81±0.36)、AA型(雌4.28±0.14,雄4.07±0.19)であり、AC型が高い傾向(雌p=0.064,雄p=0.072)があるものの有意ではなかった。三元交配豚のIMF(%)は、CC型(雌3.16±0.43,去勢雄2.76±0.42)、AC型(雌3.00±0.18,去勢雄2.65±0.26)、AA型(雌3.44±0.42,去勢雄2.53±0.31)で差が認められなかった。また、平成23年度の研究実施報告書に記した大ヨークシャーにおける背脂肪厚(cm)との相関は、個体数を雌112個体,雄61個体に増やして再解析を行った結果、CC型(雌1.47±0.04,雄1.26±0.04)、AC型(雌1.42±0.04,雄1.25±0.04)、AA型(雌1.35±0.09,雄0.93±0.12)となり再現できなかった。 LEPR c.2002C>T多型を、ランドレース(140個体)、大ヨークシャー(281個体)、デユロック(313個体)、三元交配豚(81個体)、バークシャー種(66個体)、日本イノシシ(74個体)について遺伝子型判定を行った。 GHSRlbのc.842 A>G多型を、ランドレース、大ヨークシャー、デユロック種において遺伝子型判定を行った。
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[Journal Article] Evaluation of effects of multiple candidate genes (LEP, LEPR, MC4R, PIK3C3, and VRTN) on production traits in Duroc pigs2014
Author(s)
Hirose K, Ito T, Fukawa K, Arakawa A, Mikawa S, Hayashi Y, Tanaka K.
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Journal Title
Animal Science Journal
Volume: 85
Pages: 198-206
DOI