2015 Fiscal Year Annual Research Report
神経幹細胞の維持・分化制御に関わる転写機構の解析とその神経難病治療への応用
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23590237
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
竹林 浩秀 新潟大学, 医歯学系, 教授 (60353439)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2016-03-31
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Keywords | オリゴデンドロサイト / 分化 / コンディショナルノックアウトマウス |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は、オリゴデンドロサイト分化を制御するbasic helix-loop-helix型転写因子Olig2に結合する因子として同定されたOBP2についての解析を引き続き行った。マウス胎児脳にOBP2をエレクトロポレーション法にて異所性発現すると、オリゴデンドロサイト関連遺伝子が発現上昇するのみならず、OBP2 発現細胞の形態がオリゴデンドロサイト様に変化することがわかった。また、OBP2のfloxアリールの作成にも成功しており、中枢神経系特異的なコンディショナルノックアウトマウスの作成により、出生後致死になることが明らかとなった。グリア細胞分化に対する影響を含めて表現型解析を行い、現在論文にまとめている。
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