2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23590569
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
藤井 穂高 大阪大学, 微生物病研究所, 准教授 (30302665)
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Keywords | 免疫 / 自己免疫疾患 / 制御性T細胞 / GARP蛋白質 |
Research Abstract |
昨年度までに作製したGARP変異マウスの自己免疫疾患に対する感受性を検討した。具体的には、様々な週齢のマウスで、自己抗体(抗核抗体、抗DN A抗体等)の有無、活性化T細胞数、組織へのリンパ球の浸潤、脾腫・リンパ腫の有無、組織破壊などを網羅的に解析した。こうした解析により、GARP が生体内で免疫調節に果たす役割を評価した。その結果、GARP変異マウスにおいては、顕著な自己免疫症状は観察されなかった。このことから、GARP蛋白質は、自己免疫発症を抑制するための冗長なシステムの一翼を担っていることが示唆された。
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Research Products
(3 results)