2012 Fiscal Year Research-status Report
外科手術における有害事象を簡便に把握するための手法の開発
Project/Area Number |
23590600
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
平尾 智広 香川大学, 医学部, 教授 (20325335)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴江 毅 香川大学, 医学部, 准教授 (70398030)
宮武 伸行 香川大学, 医学部, 准教授 (30510705)
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Keywords | 危機管理 / 外科 / 社会医学 |
Research Abstract |
(目的)医療における有害事象の把握には、チャートレビューが最も有効とされている。しかし経験と時間を要するため、個々の医療施設ではほとんど行われていない。申請者らは、米国IHIのGlobal Trigger Tool(GTT)をもとに日本版GTTを開発し、わが国の医療現場での実用性を確認してきた。本研究ではそれをベースに、外科手術に特化した手法を開発することを目的とする。 (平成24年度の実績)平成24年度に行ったのは、①外科手術用GTT案の作成、②試行のための倫理委員会の承認、③実際の医療施設における試行である。①、②については、年度当初に終了し、現在3施設で施行を行っている。現時点で160症例の情報が収集済みである(当初目標200症例)。 平成25年度は最終年度であるため、調査を完了し、作成したGTTの検証、成果公表の準備を行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成24年度の計画をすべて実行した。平成25年度は上半期に調査を完了する見込みで、開発したGTTの検証、成果公表の準備を行う予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
平成23年度には、東日本大震災による研究の遅延があったが、平成24年度までにほぼ本来のペースに戻った。 (平成25年度) 平成25年度は最終年度であり、上半期に調査を完了する見込みである。開発したGTTの検証、成果公表の準備を行うとともに、普及のためのトレーニング方法についても立案する予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成25年度は最終年度であり、上半期に調査を完了する見込みである。開発したGTTの検証、成果公表の準備を行うとともに、普及のためのトレーニング方法についても立案する予定である。
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