2013 Fiscal Year Annual Research Report
医学部におけるコミュニケーション教育の有効性と実施上の問題点に関する研究
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23590609
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
後藤 英司 横浜市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30153753)
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Keywords | 医学教育 / コミュニケーション |
Research Abstract |
最近大学生のコミュニケーション能力が低下しているとの指摘がある。医師は、患者、他職種、同僚との密なるコミュニケーションが求められるので、この分野の教育は欠かせない。それにも拘わらず、わが国において「優れたコミュニケーション教育実践例」は数少ないとされている。さらにこの分野の教育の目標・方略・評価などの実態も明らかではない。 23年度に行った、「文部科学省のGPに採択されたコミュニケーション教育プログラムの類型化」に関する研究実績によると、コミュニケーションの学習目標は以下7種に分類できる。各(1)患者(家族を含む)と医師との関係、(2)医師集団におけるコミュニケーション、(3)専門職連携(多職種連携)、(4)医療現場に限定しないチームワーク、(5)患者に限定しない対人関係、(6)地域との人的交流、(7)医学・医療に関するサイエンスコミユエケーター育成。 24年度の調査結果によると、学習方略としては、「見学・体験学習」、「発表会」、「討議」、「少人数グループ討議」が多かった。また、全体の51%が、学外の施設(市中病院、診療所、福祉施設、保健施設、老健施設、小中学校、保育園、等)で体験をする形式の方略であった。、一方、学内で実施されるる場合には、大学病院での体験のほか、グループワークや模擬的体験(ロールプレイ、シミュレーション、SP実習)をする例が多くみられた。 また、評価方法については25年度の調査によれば、レポート、観察記録、ポートフォリオ、アンケート、発表会・プレゼンテーションによる例が多かった。 現在、類型化された目標と方略、評価との関係を検討している。加えて、コミュニケーション教育を実施する際の促進」・阻害因子についても精査している。
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Research Products
(8 results)
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[Presentation] 情報通信デバイスを用いた授業の試み2013
Author(s)
井上 祥, 飯田 洋, 西井 正造, 吉川 奈緒美, 森 由美, 稲森 正彦, 後藤 英司
Organizer
第45回日本医学教育学会大会
Place of Presentation
千葉大学亥鼻キャンパス(千葉県千葉市中央区)
Year and Date
20130726-20130727
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[Presentation] 横浜市立大学における学生症例検討会(学生CPC)の経験2013
Author(s)
長嶋 洋治, 青木 一郎, 大橋 健一, 石ヶ坪 良明, 梅村 敏, 寺内 康夫, 前田 慎, 田中 章景, 益田 宗孝, 遠藤 格, 後藤 英司
Organizer
第45回日本医学教育学会大会
Place of Presentation
千葉大学亥鼻キャンパス(千葉県千葉市中央区)
Year and Date
20130726-20130727
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[Presentation] 上部消化管内視鏡検査における教育支援 画像因子の定量化2013
Author(s)
森 由美, 稲森 正彦, 井上 祥, 吉川 奈緒美, 松浦 瑞惠, 関野 雄典, 飯田 洋, 野中 敬, 井田 智則, 日下部 明彦, 中島 淳, 前田 愼, 後藤 英司
Organizer
第45回日本医学教育学会大会
Place of Presentation
千葉大学亥鼻キャンパス(千葉県千葉市中央区)
Year and Date
20130726-20130727
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