2011 Fiscal Year Research-status Report
地域包括支援センター職員の職業生活の質を向上させるための基礎研究
Project/Area Number |
23590632
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Research Institution | Fukuoka jogakuin Nursing College |
Principal Investigator |
山口 淑恵 福岡女学院看護大学, 看護学部, 助教 (50569639)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石竹 達也 久留米大学, 医学部, 教授 (60232295)
西田 和子 久留米大学, 医学部, 教授 (20162571)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | 該当なし |
Research Abstract |
A県内の地域包括支援センター120か所に郵送法による質問紙調査を実施し、275名の回答を得た。平均年齢は42.53歳、男性9.5%、女性90.5%であった。職業性ストレスが高いほど更年期症状が強く、またスーパーバイザー(査察監査員)の存在の有無によって職業性ストレスが異なるのではないかという仮説のもと、努力報酬比と更年期症状の関係および、スーパーバイザーの存在と努力得点および報酬得点との関係を調査した。職業性ストレスは努力報酬比およびオーバーコミットメントを用い、上位3分位以上を高リスク群として2群に分け分析した。その結果、簡略化更年期指数(SMI)得点およびその下位尺度(苦痛症状、憂うつ、代謝亢進症状)すべてにおいて有意な差がみられ、ハイリスク群の方が、低リスク群よりも更年期症状が強いことが明らかになった(p<0.001)。また、報酬得点が低い職場ほど、スーパーバイザーが配置されていないことが明らかとなった(p<0.05)このことから、女性の多い職場である地域包括支援センターにおいては、女性のQWLの観点からもスーパーバイザーの配置と、職業性ストレスを改善するための、職場環境の改善が望まれる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現在まで、職業性ストレスが高いほど更年期症状が強く、またスーパーバイザー(査察監査員)の存在の有無によって職業性ストレスが異なるのではないかという仮説のもと、努力報酬比と更年期症状の関係および、スーパーバイザーの存在と努力得点および報酬得点との関係を調査し、仮説が正しいことが明らかにすることができた。本来ならば、地域包括支援センター職員が抱える「仕事内容に対する不安」について、その内容をテキストマイニングソフトを用いて分析する予定であったが、まだできていないため、今後急いで分析することとする。したがって、7割ほどの達成率である。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、地域包括支援センター職員が抱える「仕事内容に対する不安」について、その内容をテキストマイニングソフトを用いて分析する予定である。また、昨年度に引き続き今年度も郵送法による質問紙調査を実施し、福祉職に多くみられるバーンアウト(燃え尽き症候群)の症状が、職場環境や努力報酬比とどのように関連しているのか、また、2年間での経年的変化を明らかにする。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
次年度は、郵送法による質問紙を実施するため、通信費、および、データ入力のための人件費、学会誌投稿のための校正費、学会発表のための交通費等に使用する。
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Research Products
(1 results)