2012 Fiscal Year Research-status Report
脳磁図と磁気刺激による軽度認知機能障害の臨床検査法の開発
Project/Area Number |
23590672
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
依藤 史郎 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80191675)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平田 雅之 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任准教授(常勤) (30372626)
後藤 哲 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (80533801)
柳澤 琢史 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (90533802)
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Keywords | 脳磁図 / 記憶 / 臨床検査 |
Research Abstract |
目的は脳磁図を用いた記憶機能の臨床検査法の開発であり、初年度に行ったタスクの問題点を改良し平仮名3文字の呈示に加え、顔及び図形の呈示を用いたところ大脳皮質の記憶関連活動がより明瞭に記録することが可能になった。 さらに解析方法を工夫することにより、皮質下の海馬の反応と考えられる活動も認められていて、脳磁計測により海馬活動が記録可能であることが示された。 以上は正常被験者の記憶機能の評価を行うことを目的とした比較的難しいタスクにより計測したものであり、これまでに得られた結果をふまえ最終年度に向けて軽度認知障害を含む記憶機能の低下の場合にも対応可能なタスクを作成し、臨床応用に向けた検査法の確立を目指す。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
初年度はタスクの作成を慎重に行ったため遅れがでていたが、当該年度は順調に測定を進めることができて、遅れを取り戻している。最終年度に向けて研究スピードをさらに加速したい。
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Strategy for Future Research Activity |
脳磁計で記憶機能を計測可能とするデータが得られてきたので、各個人ごとにデータをとり臨床検査となる測定方法とデータ解析方法を確立することを目指す。特に記憶機能が低下している場合でも測定か可能なタスクを作成し、臨床の場での利用範囲をより広くすることを検討する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
次年度使用額は2270円であり、ほぼ当初予定の計画に沿って使用し順調にこなしていると考えている。
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Research Products
(8 results)