2013 Fiscal Year Annual Research Report
アプタマーによるペプチドホルモンオキシトシン高感度測定法の構築とその臨床応用
Project/Area Number |
23590690
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
佐野 佳弘 昭和大学, 薬学部, 講師 (40338538)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荒川 秀俊 昭和大学, 薬学部, 教授 (70129807)
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Keywords | アプタマー / オキシトシン / ホルモン / 臨床薬学 / 臨床検査 |
Research Abstract |
平成23年度よりオキシトシン反応性アプタマーによるオキシトシン測定法の開発を検討した結果、SELEXによりオキシトシンに反応性を示すアプタマーが得られた。しかし、それらアプタマーの親和性を評価した結果、高感度分析法への適応が困難であった。そこで、その問題点を解決するためにSELEXで用いるBANK DNAの変更を行った。DNA BANK内のランダム配列を30塩基から74塩基に変更することで、より多くの立体構造を有するDNAライブラリーとした。また、さらに今まで検討したSELEXの条件を大幅に変更した。そのSELEX条件は、FluMag-SELEXである。このSELEX条件は、他の研究者より成功報告のある方法である。これらの条件変更により再度オキシトシン反応性アプタマーの創製を試みた結果、オキシトシン反応性アプタマーの候補となる新しいDNAの塩基配列が明らかになった。現在、それらアプタマーのオキシトシンへの親和性評価をBinding assayにより検討している。今後は、選別したアプタマーを用いてオキシトシン測定法の構築を行う予定である。
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