2011 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
23590701
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Research Institution | National Defense Medical College |
Principal Investigator |
緒方 衝 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究, 医学教育部医学科専門課程, 助教 (00531435)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
尾関 雄一 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究, 医学教育部医学科専門課程, 准教授 (80510627)
中西 邦昭 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究, 病院, 准教授 (60523115)
田中 文啓 産業医科大学, 医学部, 教授 (10283673)
三尾 直士 独立行政法人国立病院機構(京都医療センター臨床研究センター), その他部局等, 研究員 (90243097)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | 血液内遺伝子 / RNA / PCR |
Research Abstract |
平成23年度は(1)肺癌患者と健常者の血液単核球分画からRNAの抽出、(2)健常者のPCRを行った。(1) 肺癌患者79症例と健常者15例の血液から単核球分画のみを取り出し、その単核球分画からRNAを抽出した。RNAの抽出量はばらつきがみられた。50μlで最終的に抽出すると、RNAは74~880ng/μlで、平均360 ng/μlであった。(2) 症例毎に400ngをcNDAとした後、density arrayトレイに注入し、PCRを行った。検索した遺伝子はABCB1、ADAM12、BCL2、BCL2L1、BIRC5、CCNB1、CCND1、CCNE1、CD44、CDC25A、CDC25B、CDC6、CDCP1、CDK2、CDK4、CDK5、CDT1、CTNNB1、CYP2A6、DPYD、DSG3、DYRK2、E2F1、E2F3、EGFR、ENO2、EPHA2、ERBB2、ERBB3、ERBB4、FGF2、FGF9、FGFR2、FLT4、FOXA1、FOXM1、GLI1、GPR87、GRP、HIF1A、HMGA2、HNRNPA2、KIT、KRT14、KRT19、KRT20、KRT5、KRT6A、KRT6B、KRT7、MAGEA1、MAGEA12、MAGEA3、MAGEA4、MDM2、MET、MKI67、MMP11、MMP2、MMP7、等の96遺伝子である。健常者15例では96遺伝子のうち、8遺伝子が殆ど測定できなかった。結果は、細胞内では恒常的に一定とされるGAPDH遺伝子を使用し、各遺伝子mRNA /GAPDH mRNAを計算した。各遺伝子mRNA /GAPDH mRNAでは、YWAHZ mRNA/GAPDH mRNAが最も高く、平均1.06であり、それに続いてS100A4、SOX4で高い値を示した。今年度は肺癌患者の血液単核球分画RNAの96遺伝子量を検索する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
全体の仕事量は(1)全体を腫瘍、健常者のRNAの抽出、(2)癌患者の単核球分画RNA、健常者の単核球分画RNAのPCR施行、(3)腫瘍本体のRNA抽出とPCR、からなるが、全体の1/3に相当すると考える。
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Strategy for Future Research Activity |
研究を予定通り進める。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
科研費と講座研究費を使用して次年度、11.(2)「癌患者の単核球分画RNA、健常者の単核球分画RNAのPCR施行」を行う予定である。
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