2012 Fiscal Year Research-status Report
日本と中国における虚血性心疾患と脳卒中の死亡率とリスク傾向の比較研究
Project/Area Number |
23590777
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
馬 恩博 筑波大学, 医学医療系, 助教 (00590770)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
我妻 ゆき子 筑波大学, 医学医療系, 教授 (40400676)
磯 博康 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50223053)
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Keywords | 中国 |
Research Abstract |
この研究では、心血管疾患に対する新しい介入戦略を探索し、発展させるために日本と中国における心血管疾患での死亡率と関連する危険因子を、両国で行われた一連の研究から比較し、この差異について調査や検討、また、この二カ国において利用可能なデータの直接比較や、冠動脈疾患、脳卒中や関連した危険因子による死亡率の傾向を含む蓄積データから解析を行う必要があります。 H24年度は、日本人の冠動脈疾患、脳卒中と他の心血管疾患の死亡トレンドを作りました。危険因子について、各調査のデータの比較可能性やその質について、いくつかの出版されている資料を検討し評価しました。年齢別全死亡パターン、死亡パターンのトップ10、人口統計を含む両国の年次報告のデータの質、妥当性、比較可能性を確認しました。国民調査の情報と死亡の危険要因についての他の情報を評価し、主な要因検査と介在プログラムを調査しています。 二つのカンフレンスでポスターによるプレゼンテーションを行いました。日中両国での脳卒中や冠動脈疾患による死亡に関係のある主な要因の違いを比較するための論文を考察しています。冠動脈疾患及び脳卒中の死亡パターンと介在プログラムに関する論文を執筆中です。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
H24年度の研究につきましては、おおむね順調です。日本人の冠動脈疾患、脳卒中と他の心血管疾患の死亡トレンドを作りました。死亡や人口統計を含む両国の年次報告のデータの質、妥当性、比較可能性を確認し評価しました。危険因子について、各調査の調査年や調査方法といったデータの比較可能性やその質について、いくつかの出版されている資料を検討し評価しました。また、国民調査の情報と死亡の危険要因についての他の情報を評価し、主な要因検査を調査しています。 日中両国の大型コホートのデータをチェックしました。そのデータにより、共同出資する研究において、2つの人口間の異なる危険パターンの比較を通じ、より多くの情報を提供することが可能となります。他の国際的データ収集のための準備をしています。 中国で研究者との会議を召集しました。死亡傾向、危険要因および地域密着型の介在に関する多くの研究問題を、それぞれ議論し調査しました。また、二カ国の介在プログラムについての情報(調査票)を集めています。日中両国での脳卒中や冠動脈疾患による、死亡に関係のある主な要因の違いを比較するための論文を修正しています。
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Strategy for Future Research Activity |
日中両国での国民調査の情報と死亡の危険要因についての他の情報を評価し、主な要因検査と地域密着型の介在プログラムのデータ収集、調査を行います。 脳卒中や冠動脈疾患死亡パターンによる死亡に関係のあることの主な要因の違い及び、地域密着型の介在プログラムを比較する論文の執筆準備をしています。H25年度に発表します。次の調査計画および出版のための新しい論文を考慮しています。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
データ収集と研究結果の検討のため、中国へ出張します。科学会議へ、一度参加します。日本の地域密着型の介在プログラムの調査の補助、研究会議のため、中国にて研究をしている先生を日本へ招待します。データマネジメントの人件費、また、研究のための参考図書・ソフトウェアを購入します。論文の校正を依頼します。学会発表があります。
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Research Products
(2 results)