2012 Fiscal Year Research-status Report
メタボリック症候群への生活習慣教育の総合評価:メタボシミュレータ利用とメタ分析
Project/Area Number |
23590831
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Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
山岡 和枝 帝京大学, 大学院公衆衛生学研究科, 教授 (50091038)
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Keywords | メタアナリシス / メタボリック症候群 / 生活習慣教育 / 多変量 / 評価 |
Research Abstract |
本研究は、メタボリックシンドローム(MeTS)改善のための生活習慣病予防のための教育効果の評価に関する研究として、システマティックレビューとメタアナリシスを実施する。本研究での研究仮説は「生活習慣教育プログラムに基づく教育を行った群は、それを 行わなかった対照群に比べてメタボリックシンドローム(MeTS)からの改善がみられ、また、その診断基準の個別のリスクファクターの改善が見られる。」とした。 この評価研究をさらに深め発展させることを目的として、今年度は特に以下に焦点を当て、研究を遂行した。すなわち、平成24年度前半ではRCT研究を対象としてさらに文献レビューを行い、メタボリック・シミュレータによるメタボリックシンドロームの統一的評価を用いたメタアナリシスの実施を行い、単変量および多変量メタアナリシスによる分析を試みた。生活習慣教育に関連した文献では診断基準の項目が揃っている文献が未だ少なく、多変量メタアナリシスを実施するにはまだ問題点が残された。これらを踏まえた上でメタボリックシンドローム(MeTS)改善のための生活習慣病予防のための教育効果の評価に関するメタアナリシスを実施し、国内外の学会で発表し、結果の一部について論文を国際誌BMC Medicineに発表し、Commentaryとしても取り上げられ、さらにhighly accessedが付き、高い評価を受けた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定した内容についてほぼ達成でき、その成果もBMC Medicine誌に論文発表し,Commentaryにも取り上げられ、Highy Accessの高い評価を受けることができていることから、おおむね順調に進展していると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
前半では文献レビューを続けるとともに、多変量メタアナリシスをシミュレーテッドデータを利用して検討し、さらにその性質について更なる検討を行う。研究成果は国際学会などにおいても発表していく。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
研究費の主な支出として、文献レビューや資料整理のための人件費にあてる。また、研究成果を発表するための海外旅費1名分に使用する予定である。
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Research Products
(19 results)
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[Journal Article] Illness perceptions and quality of life in Japanese and Dutch women with breast cancer.2012
Author(s)
Kaptein AA, Yamaoka K, Snoei L, , van der Kloot WA , Inoue K, Tabei T, Kroep JR, Krol- Warmerdam E, Ranke G, Meirink C, Does A, Nortier H.
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Journal Title
Journal of Psychosocial Oncology
Volume: 31
Pages: 83-102
DOI
Peer Reviewed
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