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2012 Fiscal Year Research-status Report

生体内オートファジー機能評価のための新規バイオマーカー開発

Research Project

Project/Area Number 23590989
Research InstitutionJuntendo University

Principal Investigator

山科 俊平  順天堂大学, 医学部, 准教授 (30338412)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 池嶋 健一  順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (20317382)
上野 隆  順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (10053373)
Keywordsオートファジー / 核膜蛋白 / バイオマーカー / 肝疾患
Research Abstract

核膜蛋白解析と発現蛋白シークエンサーによる発現蛋白同定
昨年度は肝特異的オートファジー欠損マウス(Atg7 F/F:MX1-Creマウス)において発現が増強している核膜蛋白を抽出し2次元電気泳動を行い、オートファジー欠損によって発現の変化する核膜蛋白としてSWI/SNF-related matrix-associated actin-dependent regulator of chromatin subfamily A member 5(SMARCA5)やprohibin-2などを同定した。肥満モデルマウスではオートファジー機能障害が生じていることが明らかとされているため、Ob/Obマウスにおける核膜蛋白発現の変化を同様の方法で検討を行ったところ肝脂肪化によってDnaJ homolog subfamily C member 9 proteinが発現増加していた。Ob/Obマウスの肝細胞核膜蛋白においてはSMARCA5やprohibin-2は増加蛋白として検出されなかった。一方、SMARCA5やprohibin-2に対する抗体を用いて核膜に蛋白が発現しているのかについての検討では、オートファジー欠損マウス肝細胞の核膜において発現が亢進していることがわかった。そこでオートファジー欠損によって発現変化する核膜蛋白SMARCA5やprohibin-2の抗体を用いて肥満モデルマウス核膜蛋白において発現が亢進しているのかどうかの解析を現在、進めているところである。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

予定通りオートファジー欠損によって発現の異なる蛋白の抽出・同定は終了している。さらにこれら蛋白の抗体はすでに入手し、オートファジー欠損肝細胞の核膜上に発現していることも明らかとなっている

Strategy for Future Research Activity

脂肪肝においてはオートファジー機能障害が生じていることが明らかとなっているので脂肪肝モデルマウス肝細胞の核膜蛋白において同様の蛋白の発現が亢進してるのかを明らかとする。また肝癌細胞株を用いて候補蛋白発現抑制によって細胞増殖や細胞死に変化が生じるのかについて検討を行う。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

昨年と同様に候補蛋白解析や抗体や動物購入に使用する予定である。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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