2012 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
23591059
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Research Institution | Iwate Medical University |
Principal Investigator |
中村 元行 岩手医科大学, 医学部, 教授 (40172449)
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Keywords | 心不全 / 心筋梗塞 / 突然死 / コホート / リスク / 予測 |
Research Abstract |
今年度も一定の定義で、心筋梗塞(モニカ)、心不全(フラミンガム)、突然死(病院搬送例)を当該地域(二戸・久慈・宮古医療圏)の全総合病院で行った。すなわち、訓練を行ったリサ-チナ-ス(雇用)を大規模病院へ配置し、定期的に上記疾患入院例および救急搬入・搬送例のカルテ調査を実施し、これらの疾患を予め定めた登録用紙へ記載しデ-タベ-スへ加え、イベント追跡を実施した。また、他の当該地域の中小規模病院へは、本学より医師および訓練したリサ-チナ-ス(雇用)を派遣し定期的(年数回)訪問し、該当カルテを閲覧し発症登録を実施し、これもデ-タベ-スへ加えた。2カ月ごとに各病院へ配置しているリサ-チナ-スと会議を開き問題点などを明らかにし研究を促進した。さらに、共同研究者とともに各自治体での異動や死亡などに関しても調査を実施した。 さらに、今まで実施していなかった釜石、気仙医療圏の総合病院の担当医師にも理解を得て発症登録の地域を拡大した。この地域の総合病院は現在2病院のみであるが各病院へリサ-チナ-スを派遣し、合わせて登録の訓練を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
各病院配置のリサ-チナ-スが定期的にカルテ調査を実施し、不明な点を連絡し、登録制度を向上させている。その結果、登録数は順調に増加しており、今後も引き続き登録数は増加るものと期待できる。但し、突然死などの調査には大学本体から研究者を派遣しなければならない。今後は、来年度末までに結果を出す予定であるので今夏をめどにデ-タベ-スを作成する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
リサ-チナ-スの訓練あるいは疑問点を解消するべく会議を定期的に実施する。また、今年夏ころまでには24年度分の登録を完了させる予定で各病院に訪問し、登録の悉皆性を高める。追跡デ-タを今夏ころまでにまとめコホ-トデ-タと突合させる。また、リスク評価のためのスコアを作成するため統計学の専門家と打ち合わせを行う予定とする。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
以下の、6点についての研究費を予定している。①リサ-チナ-スの雇用、訓練、会議費、交通費(これが予算の多くを占めるものと考えている)。②大学からの派遣に関しての交通費(研究対象地域は広いの効率よく採録する必要がある。③学会出張旅費。国内外のレベルの高い学会で発表を予定している。④消耗品。⑤統計コンサルトに関わる経費(謝礼、交通費)⑥登録用紙印刷費
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Research Products
(12 results)