2013 Fiscal Year Research-status Report
多点マッピングシステムを用いた心臓再同期療法有効患者の検出
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23591071
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Research Institution | International University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
稲毛 智仁 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 講師 (70360287)
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Keywords | 心臓再同期療法 / 体表面マッピング |
Research Abstract |
重症慢性心不全患者に対する心臓再同期療法の有効性は報告されているが、依然として植込まれた患者の30~40%では改善効果がないことが報告されている。 そこで、我々は、多点マッピングシステム(最大87点)を用い、多機能心電計と伴に高分解能心電図である加算平均心電計を用い解析を行い、心室興奮伝播パターンによって心臓再同期療法が有効となる症例の検出を試みている。 実際には、重症慢性心不全患者に心臓再同期療法を行い、術前後で多点マッピングシステム(最大87点)を記録して解析を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
重症慢性心不全患者の中でも、心電図上、QRS幅が130msec以上の症例が対象となる。このため、症例数が少なく、やや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
対象となる症例を増やすべく、近隣の病院や医院と病診連携をはかり、対象症例の紹介を依頼している。また、薬物治療抵抗性で、心電図上QRS幅が延長している慢性心不全症例には、積極的に心臓再同期療法を行い、症例数を増やして、研究を推進していく。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
重症慢性心不全患者の中でも、心電図上、QRS幅が130msec以上の症例が対象となる。このため、症例数が少なく、研究がやや遅れている。現在は、症例数を増やすべく、近隣の病院や医院と病診連携をはかり、対象症例の紹介を依頼している状況である。 今年度は、積極的に研究対象症例の蓄積を進め、その後、研究データの統計解析などに使用する統計ソフトなどの購入を予定している。
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