2013 Fiscal Year Annual Research Report
気管支喘息およびChurg-Strauss症候群におけるTh9細胞の役割の解明
Project/Area Number |
23591113
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
廣瀬 晃一 千葉大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (90400887)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高取 宏昌 千葉大学, 医学部附属病院, 助教 (30568225)
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Keywords | 気道上皮細胞 / IL-25 / アレルギー性炎症 / 肺動脈リモデリング / 平滑筋増生 |
Research Abstract |
気管支喘息は気道を場とした慢性アレルギー性炎症であり、その病態の中心には抗原特異的Th2細胞と、IL-4、IL-5、IL-13を始めとしたTh2サイトカインが存在する。近年、このTh2細胞の分化に気道上皮細胞が重要な働きを果たすことが示された。すなわち、気道上皮細胞はパターン認識受容体やサイトカインシグナルによりTSLP、IL-25、IL-33を産生することにより、Th2細胞分化を促進することが明らかにされた。我々はこのIL-25に着目し、肺特異的にIL-25を過剰産生するマウス(CC10 IL-25 Tgマウス)を作製し、IL-25がCD4陽性T細胞依存的に、抗原誘発性アレルギー性気道炎症を促進することをしめした(Tamachi T et al. J Allergy Clin Immunol. 2006)。また近年ではIL-25がIL-9産生性CD4陽性T細胞(Th9細胞)分化を促進することも示された。 我々はCC10 IL-25 Tgマウスの解析を進めることにより、肺動脈周囲にアレルギー性炎症および平滑筋増生が自然発症することを見出した。さらにこれらの肺動脈周囲炎や平滑筋増生の発症にはNKT細胞が必須であることを見出した(Kawashima S et al. Int Arch Allergy Immunol. 2013)。 近年、肺高血圧症の特徴的病理所見である平滑筋増生にアレルギー性炎症が関与することが示唆されており、本研究により肺動脈炎の発症にIL-25/NKT細胞経路が重要な役割を果たすことが示された。
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[Journal Article] Ultrasonographic assessment predicts relapse after discontinuation of biological agents in patients with rheumatoid arthritis in clinical remission.2014
Author(s)
Iwamoto T, Ikeda K, Hosokawa J, Yamagata M, Tanaka S, Norimoto A, Sanayama Y, Nakagomi D, Takahashi K, Hirose K, Sugiyama T, Sueishi M, Nakajima H
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Journal Title
Arthritis Care Res
Volume: in press
Pages: in press
DOI
Peer Reviewed
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