2013 Fiscal Year Annual Research Report
PKCeta多型からみた視神経脊髄炎・多発性硬化症への炎症性マクロファージの関与
Project/Area Number |
23591247
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
松下 拓也 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (00533001)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉村 怜 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 共同研究員 (20596390)
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Keywords | 多発性硬化症 / 視神経脊髄炎 / マクロファージ |
Research Abstract |
平成25年度はPRKCHのSNP、rs2230500の多型と多発性硬化症(multiple sclerosis; MS)、視神経脊髄炎(neuromyelitis optica/neuromyelitis optica spectrum disorders; NMO/NMOSD)の重症度(年間再発率、MSSS)との関連を解析したが、有意な関連は認められなかった。インターフェロンβ(IFNβ)非使用および使用群寛解期MS、ステロイド非使用および使用の寛解期NMO/NMOSDおよび健常者を対象として、末梢血中の単球/マクロファージをフローサイトメトリによりclassical(CD14+CD16-)、intermediate(CD14+CD16+)、non-classical(CD14lowCD16+)の3つに分類し、それぞれのサブタイプ毎にCCR2、CX3CR1、CD62L、CD64を有する単球の割合を比較した。この結果、IFNβ使用、非使用群に関わらず、MSについてはclassical typeの単球に占めるCCR2陽性細胞の割合が健常者より低下しており、IFNβ治療群ではいずれのサブタイプにおいても、CX3CR1陽性細胞の割合が健常者より低下していた。IFNβ使用および非使用群での比較では、有意ではないものの、CCR2およびCX3CR1陽性細胞はIFNβ使用群でより低下していた。また全単球に占めるintermediate typeの単球の割合は、NMO/NMOSDでは健常者およびIFNβ使用MS群より低下していた。
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Research Products
(2 results)
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[Journal Article] Alterations in chemokine receptor expressions on peripheral blood monocytes in multiple sclerosis and neuromyelitis optica2013
Author(s)
Yi Wen Cui, Yuji Kawano, Nan Shi, Katsuhisa Masaki, Noriko Isobe, Tomomi Yonekawa, Takuya Matsushita, Takahisa Tateishi, Ryo Yamasaki, Hiroyuki Murai, Jun-ichi Kira
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Journal Title
Clinical and Experimental Neuroimmunology
Volume: 4
Pages: 201-205
DOI
Peer Reviewed