2013 Fiscal Year Annual Research Report
免疫組織化学的研究からみた下オリーブ核仮性肥大の病態解析
Project/Area Number |
23591286
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
小川 克彦 日本大学, 医学部, 助教 (90349994)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
亀井 聡 日本大学, 医学部, 教授 (40142509)
市原 和明 日本大学, 医学部, その他 (50450581)
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Keywords | 仮性肥大 / 免疫染色 |
Research Abstract |
これまでの研究で得られた結果から論文を投稿してきたが、clinical neuropathology から revise を受けることができた。指摘された caspase-3 の染色を行ったが陽性の神経細胞は得られなかった。このように返事をしたが、幸いにも論文は受理された。今回の研究から、仮性肥大側の神経細胞で CalbindinD28-K の活性化が低下していたことから、仮性肥大した下オリーブ核の神経細胞におけるアポトーシスの関連性を検索するために caspase-3 を用いた免疫染色を行った。 仮性肥大例 9 例の延髄を caspase-3 で染色したところ、3 例ほどに caspase-3 陽性の神経細胞がそれぞれごく少数みられた。コントロールの小腸粘膜もよく染色されていた。連携研究者の内原俊記に標本を持参し供覧したところ、陽性の神経細胞が少数なのでこれだけでは下オリーブ核仮性肥大でアポトーシスが関連しているかは不明であるとのことであった。今後は、更に症例数を増やして caspase-3 に対する抗体を用いて染色していきたい。
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