2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23591365
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
高橋 直人 秋田大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (80344753)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田川 博之 秋田大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (30373492)
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Keywords | microRNA / 骨髄性白血病 |
Research Abstract |
目的: 本研究の目的は、BCR-ABL陽性白血病のマウス発症モデルを用いて、がん幹細胞分画を純化し、網羅的miRNA発現解析を行って「白血病がん幹細胞で異常発現するmiRNA」を同定する。同定された場合はその機能解析を行い、miRNAががん幹細胞に及ぼす病理・病態を明らかにする。 方法: C57BL/6マウス(以下B6マウス)の造血幹細胞分画(cKit陽性Sca1陽性分化マーカー陰性細胞 以下KSL)にBCR-ABL1キメラ遺伝子を導入し、同感染細胞をB6マウスに移植する。BCR-ABL陽性白血病発症マウスからCML幹細胞(KSL分画)、前駆細胞様CML細胞(cKit陽性Sca1陰性分化マーカー陰性細胞)、並びに分化CML細胞をセルソーターで抽出し、RNAを精製し、miRNA(non-cording)や通常遺伝子(cording)の網羅的発現解析を行い、がん幹細胞特異的に発現するmiRNAや遺伝子を同定する。 結果: B6マウスから幹細胞を採取しBcr-abl遺伝子を導入後、腫瘍発生組織(脾臓)から、幹細胞をとりだし、RNAを採取、その後網羅的miRNA遺伝子解析を行った。Bcr-abl陽性のマウス白血病幹細胞では、正常対応細胞と比較し、いくつかのmiRNAが過剰発現または、発現低下をしており、それらは miR-203,miR-200c, miR-26,miR-21,miR-2105, miR-181などであり、そのうちのいくつかは、KLS陽性細胞と陰性細胞の分画で比較しても発現差をみた。例えばmiR-200cがそうであるが、現在CMLにおけるmiR-200cの標的蛋白の同定の為の実験を行っている。
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[Journal Article] Bortezomib reduces the tumorigenicity of multiple myeloma via downregulation of upregulated targets in clonogenic side population cells2013
Author(s)
Nara M, Teshima K, Watanabe A, Ito M, Iwamoto K, Kitabayashi A, Kume M, Hatano Y, Takahashi N, Iida S, Sawada K, Tagawa H.
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Journal Title
PLosOne
Volume: 8
Pages: e56954
Peer Reviewed