2013 Fiscal Year Annual Research Report
RUNX1失活型白血病モデルマウスにおける骨髄微小環境の解析とニッチ因子の同定
Project/Area Number |
23591406
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Research Institution | Dokkyo Medical University |
Principal Investigator |
中村 由香 獨協医科大学, 医学部, 講師 (80364595)
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Keywords | 白血病モデルマウス |
Research Abstract |
レトロウイルスを用いてRUNX1/EVI1を遺伝子導入したマウス骨髄細胞を、同系マウスに骨髄移植したモデルマウスを作製した。このモデルマウスにおいては、血小板数の増多、脾腫を呈し、骨髄、脾臓での巨核球の増多、脾臓における有核細胞数の増多を認め、脾臓での髄外造血と考えられた。骨髄あるいは脾臓の細胞を用いたコロニーアッセイでは、RUNX1/EVI1を遺伝子導入した造血細胞はコントロールに比し、コロニー継代回数の増加が得られ、RUNX1/EVI1による増殖能の獲得が示唆された。また、これらのコロニーにおいてSkp2の発現低下が認められRUNX1/EVI1の標的遺伝子のひとつと考えられた。一部のマウスにおいては貧血を主とする血球減少を呈し、c-Kit陽性の幼若細胞の浸潤を骨髄、脾臓、肝臓に認め、既報と同様の白血病を発症するマウスが得られた。
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