2013 Fiscal Year Annual Research Report
葉酸リセプターベータ発現活性化マクロファージを標的とした慢性炎症の治療薬の開発
Project/Area Number |
23591441
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
松山 隆美 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (30145479)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永井 拓 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 講師 (90363647)
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Keywords | 葉酸リセプター / イムノトキシン |
Research Abstract |
1抗葉酸リセプターβ抗体による強皮症線維化抑制効果:昨年度抗葉酸リセプターβ(FR-B)抗体イムノトキシンによるマウス強皮モデルの線維化抑制効果を明らかにしたが、今年度は強皮症モデルでは初期の浸潤マクロファージの多くはFRーB陽性、TGFβ産生細胞であることを明らかにした。また、イムノトキシンによるconnective tissue growth factor産生抑制は軽度であった。臨床応用を考え、抗体の静脈注射での治療効果を検討したが、皮膚の厚さやハイドロオキシプロリン量の有為な減少はみられなかった。 2新規葉酸誘導体の検索:可溶性葉酸リセプターβに結合する新規の葉酸誘導体を関節リウマチ関節液を用いて検討したが、HPLCによる解析では葉酸、5メチルテトラハイドロ葉酸、テトラハイドロ葉酸と異なるピークは検出できなかった。 3抗葉酸リセプターαβ抗体の発見:抗葉酸リセプターβ抗体の中に葉酸リセプターαとも反応する抗体が見出されたので、この抗体の性質について検討した。この抗体は既知の抗葉酸リセプターα抗体や抗葉酸リセプターβ抗体に比べて高親和性であることを可溶性葉酸リセプターα、可溶性葉酸リセプターβをもちいて明らかにした。
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Research Products
(2 results)
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[Journal Article] Macrophage uptake and accumulation of folates are polarization-dependent in vitro and in vivo and are regulated by activin A.2014
Author(s)
Samaniego R, Palacios BS, Domiguez-Soto A, Vidal C, Salas A, Matsuyama T, Sanchez-Torres C, de la Torre I, Miranda-Caros ME, Sanchez-Mateos P, Puig-Kruger A.
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Journal Title
J Leukoc Biol.
Volume: in press
Pages: in press
Peer Reviewed