2011 Fiscal Year Research-status Report
若年発症1型糖尿病に対する再生膵島移植―膵島細胞シートの同種移植
Project/Area Number |
23591507
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
山下 方俊 福島県立医科大学, 医学部, 助教 (20381387)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊勢 一哉 福島県立医科大学, 医学部, 講師 (90363746)
齋藤 敬弘 福島県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (00566812)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | 細胞シート / I型糖尿病 / 膵島移植 / 膵島再生 / ティッシュエンジニアリング / 同種移植 |
Research Abstract |
我々は、膵島移植研究において、既に、ティッシュエンジニアリングの手法を取り入れた膵島細胞シートを発明している(Biomaterials. 30:5943-9,2009)。膵島をsingle cellとし、温度応答性培養皿と細胞間マトリックスであるラミニンを用いることにより、シート状に再構築を可能とした。さらにin vitroにおいてはインスリン分泌機能を持つ事を明らかにしており、in vivoにおいても同系ラット及び同系マウスに移植を行い、血糖値を正常化させている。 本年度は、膵島細胞シートの臨床応用へ向けて、同種移植の系で、移植片の拒絶反応について組織学的分析を行った。実際、実験1として、BALB/cマウスの膵島細胞シートを作成し条件を設定した。実験2として、膵島細胞シートを同種マウスに移植し、移植部位での膵島細胞シートの形態と機能に関して観察した。 同種移植および同種移植片の拒絶反応は、ヒト膵島移植の際に避けては通れないものであるから、本研究は、同種移植での免疫寛容を獲得するべく再構築膵島移植モデルの完成を目指し、小児膵島移植の臨床応用への展開を図るといった意義を持つものである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
BALB/cマウスの膵島細胞シートを日本で初めて完成させた。さらにBALB/cマウスからB6マウスへの同種移植を成功させ、血糖を正常化させた。
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Strategy for Future Research Activity |
膵島細胞シートの同種移植片の拒絶反応について分析を行い、膵島移植シートの修飾としてMMC注入による生着延長の獲得を目指す。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
次年度は、実験3としてMMCで免疫寛容を誘導した膵島細胞シートを同種マウスに移植し、移植部位での膵島細胞シートの形態と機能に関して免疫組織学染色にて観察する。
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Research Products
(4 results)
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[Presentation] Mitomycin-C treatment protects islets from the progression of central Damage during culture.2011
Author(s)
Haga J, Saito Takaharu, Anaza-wa T, Tsuchiya T, Kenjo A, Sa- to S, Sato N, Saito Takuro, Ise K, Yamamoto M, Waguri S, Go-toh M
Organizer
The 13th World Congress of International pancreas and islettransplantation association
Place of Presentation
Prague. Czech Republic
Year and Date
2011.6.3
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