2011 Fiscal Year Research-status Report
非遺伝性周期性発熱症候群におけるバイオマーカーの検討と病態の解明
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23591559
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Research Institution | University of Occupational and Environmental Health, Japan |
Principal Investigator |
佐藤 哲司 産業医科大学, 医学部, 助教 (10389447)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
楠原 浩一 産業医科大学, 医学部, 教授 (20243941)
佐藤 薫 産業医科大学, 医学部, 助教 (70596733)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | PFAPA症候群 / 周期性発熱 |
Research Abstract |
《方法》今回、PFAPA症候群の発熱期および間欠期における好中球・単球のCD64発現を検討した。方法としてはPFAPA症候群患者13例(発熱期[2~4病日]13検体、間欠期12検体) 、正常対照9例、疾患対照12例(sJIA3検体、敗血症3検体、局所細菌感染症4検体、ウイルス感染症2検体)の好中球・単球のCD64発現(molecules/cell)をQuanti BRIGHT CD64PE/CD45PerCPおよびPE beads (Becton-Dickinson)を用いてフローサイトメーターにて定量した。《結果》好中球でのCD64発現はPFAPA発熱群では非発熱群とはP=0.02、正常対照群とはP=0.005と有意差をもって発現が上昇していた。 sJIA、敗血症、局所細菌感染症、ウイルス感染症はNが少なく比較検討はできなかった。単球でのCD64発現の結果は、PFAPA発熱群は非発熱群とはP<0.0001、正常対照群とP<0.0001著明な有意差をもって発現が上昇していた。sJIA、敗血症、局所細菌感染症、ウイルス感染症は好中球と同様にNが少なく比較検討はできなかった。次にPFAPA発熱群で単球のCD64発現とCRPの相関関係を調べました。結果はr= 0.298、p= 0.345と相関関係は見いだせなかった。《意義・重要性》単球・好中球ともにPFAPA発熱群は非発熱群および正常対照群と比較し有意差をもってCD64発現が上昇していたが、単球の方が好中球に比べてP値が小さく、平均値の差が大きい結果になった。このことから単球の方がより活性化し、PFAPAの病態に関与していることが示唆された。また、単球のCD64発現とCRPの相関関係は見いだせなかったことから単球のCD64発現の程度をCRPで代用することはできないと考えられた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
PFAPA症候群では単球系の活性化を伴う病態であることが判明した
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Strategy for Future Research Activity |
疾患対照の症例がまだ不十分であり、今後も継続して症例を重ねて、比較検討を進める予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
引き続き測定のための試薬購入費が主たるものとなる。
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