2013 Fiscal Year Annual Research Report
新生児の脳循環と体循環の経時的評価-脳自動調節能の考察-
Project/Area Number |
23591604
|
Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
高見 剛 東京医科大学, 医学部, 兼任講師 (20287147)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石井 宏樹 東京医科大学, 医学部, 助教 (60449171)
藤岡 泰生 東京医科大学, 医学部, その他 (30421043)
奈良 昇乃助 東京医科大学, 医学部, 助教 (70459569)
|
Keywords | 新生児 / NIRS / 脳循環 / 脳血液量(CBV) |
Research Abstract |
我々は、近赤外線分光装置(NIRS)と心エコーを用い、脳循環、体循環の経時的変化を計測し、新生児の脳自動調節能に関して検討を行うことを目的としている。 研究開始後から、正期産新生児、早産児の脳組織血液量(CBV)、脳組織酸素飽和度(cSO2)の基準値を設定した。 その後、子宮内発育不全児(IUGR)、動脈管開存症(PDA)を合併した児、超低出生体重児に関しての検討を行った。 H25年度には、CBVとcSO2という指標に加え、新たにμという脳構造の複雑性を反映すると考えられている指標の検討を行った。さらに、新生児仮死を認めた児におけるCBVとcSO2の検討を行い、それらの指標が新生児の急性期脳循環代謝評価の有用な指標となる可能性があることを報告した。
|